みんな料理上手
カテゴリ : [月]管理栄養士の食事ノート
いつも「管理栄養士の食事ノート」をお読みくださり、どうもありがとうございます。
突然ですが、皆さんはご自分が「料理上手」だと思いますか??
少し前のことですが、友人と話をしている時に、その友人が「私は料理が得意ではない。」と言いました。
確かに時間をかけて凝ったものを作ったり、まめにすることはしていないかもしれません。
ですが、短時間で食べ盛りの子どもたちにフライパン一つでボリューム満点の大皿料理をさっと出しています。
子どもたち、お父さんも大満足。ガツガツ食べて「おかわりー!」の元気な声です。
私は彼女を「簡単フライパン料理の達人!」と思い、いろいろなレシピを聞きました。
そういえば、他にも自称「料理が苦手」な人たち、います。
その人たちも話を聞くと、やっぱり得意なコトあります。
大鍋料理の達人や、ホットプレートの達人もいます。
一から手作りが苦手・・・でも冷凍食品でアレンジ上手。
保健指導の仕事をしていた時に出会った単身赴任中のお父さんはお豆腐のトッピング名人でした。
インスタント麺にいろいろな食材を加えるアレンジ名人のお父さんは、私に楽しそうにレシピを教えてくれました。
(健康的にはどうなのか・・・というお話は今回ちょっと置いておきますね。)
私自身は、めんどうくさがりの性格なので、それを逆に利用して、出来るだけ工程や材料をシンプルにして、「この材料と手間で、なかなかおいしいやん!」っていうレシピ考えるのが好きです。
何でも買って食べられる世の中ですが、
料理することは、生きるため、食べるためににみんなに必要で尊いものだと思います。
料理が得意とか苦手とかにとらわれないで、みんなが自信を持って楽しく作って、笑顔で食べて食べさせられる世の中になればいいなと思います。
もし、「苦手」とか「自信ない」と思っている方がおられたら、いいとこ探しをして、自分だけの「料理上手宣言」をしてみませんか?
みんなが同じベクトルの料理上手じゃなくてもいい。
みんなちがって、みんないい、と思います^^
2020-03-30 08:00:00
美味しい腸活
カテゴリ : [月]管理栄養士の食事ノート
いつも「管理栄養士の食事ノート」をお読みくださり、どうもありがとうございます。
学校が休校になり1週間が経過しました。
不要不急の外出を避けてすごされていたり、、、新型コロナウイルスのことで、毎日心配されている方が多いかと思います。
腸は人間の免疫力の7割を作っている・・・
というお話は、皆さん一度は聞かれたことがあるのではないでしょうか。
私が加入している生協のチラシで、食事における腸活について簡単にわかりやすく書かれた記事がありました。
テレビなどでも新型コロナウイルスの対策として食事や生活習慣の話など特集されていますので、聞いたことのある話だとは思います。
ですが、改めて皆様の覚書となりお役に立てればよいなと思い、こちらで紹介させてもらいます。
・・・・・・
(東京医科歯科大学名誉教授・藤田紘一郎医師のお話より。)
「免疫が高ければ、仮に感染しても発症しにくい。腸内細菌が活性化する野菜中心の食事をし、糖分は控え、暴飲暴食をせず規則正しい生活をしながら、余計なストレスを避ける、それに尽きます。」・・・
・・・「腸内細菌は「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」に分けられます。この3つは「2:7:1」の割合が理想的な腸内環境。食品と一緒に善玉菌が入ってくれば日和見菌がこれにくっつき、免疫を高めます。」
「この善玉菌が多いのが納豆や味噌、醤油、塩麹、キムチや漬物、甘酒などの発酵食品です。発酵食品は腸内の善玉菌を増やす植物性乳酸菌が豊富です。漬物はちょっと漬けた浅漬けでも乳酸菌がワーッと増えます。またトロロや納豆、メカブなどのねばねばに含まれるムチンは、腸粘膜を正常に保ち、腸内の働きを助けてくれる。
酢に含まれる「短鎖脂肪酸」は腸内細菌を増やし、免疫を活性化させる。食物繊維が豊富で腸の粘膜を守るキャベツを一緒に食べる「酢キャベツ」やもずく酢もいい。
・・・・・・
あれもこれもしなければ・・・というよりも、
あーそうそう、そうだった、発酵食品をもう少し取り入れてみようかなー、とか、
そんな感じで思い出したり、きっかけになれば、と思いました。
(余談ですが、一昨年、ぬか漬けの漬け方を教えていただいた漬物屋さんのお話。昔とちがって今の市販の漬物は添加物や化学調味料が多く使われているものがあり、発酵食品としてのチカラが期待できないものもあるので、期待して食べるなら原料は見極めてね!とのことです。)
わが家では無理なく出来る、ぬか漬けと酢キャベツをよく食べます。
ぬか漬けは野菜を切ってぬか床につけるだけ。
酢キャベツも刻んで塩して酢(または甘酢)でつけるだけ。
簡単に作れて美味しいですし、おすすめです^^
辛いのが好きな方でキムチを使った料理で腸活してるよ!と言われる方も。
納豆ともずくの合わせ技が好き!と教えてくれた方もいらっしゃいます。
ご自分にあった美味しい腸活のヒントになれば嬉しいです^^
2020-03-09 08:00:00
有機野菜のチカラ
カテゴリ : [月]管理栄養士の食事ノート
いつも「管理栄養士の食事ノート」をお読みくださりありがとうございます。
先日、発達障がいについて話し合う座談会に参加してきました。
発達障がいのお子さんを現在3人育てられている方が、主にお話をして会をすすめてくださいました。
そこでお話ししてくださった中に、食事の話もありましたので、こちらで紹介させてもらいます。
一番上の子どもさんは3歳くらいから偏食がすごかったそうです。
「元気だしそれでOK!」と無理せず受け入れてきたのですが、ある時、有機にんじんとりんごを使ったジュースを与えて、子どもさんも喜んで飲むようになりました。(砂糖は無添加です。)
毎朝一杯ずつ飲んだそうです。
すると少しずつですが、他の野菜も食べるようになり(主に有機や無・省農薬)、高校生になった今ではお弁当は野菜たっぷり入れて~!って言っているそうです。
そして、有機野菜をよく食べるようになってからは、問題行動の数が明らかに少なくなっていったと言われていました。
今では農薬の味を見分けられるそうです!?
味覚がとても敏感だから偏食が多かったのかもしれませんね。
そして、野菜はお守りのようになっているそうです。
「しっかり食べているから大丈夫!」と。
(あくまでもうちだけですからね~、と言って教えてくださいました。)
自分の力になってくれる、と、信用して食べるというのも大切なことですね。
有機野菜は微生物がしっかりと働いてくれるので、野菜にミネラルがたくさん含まれていると言われます。
そして最近海外では一部の農薬(脳や発達障がいなどに影響があると疑われている)を排泄する働きがあると研究されているようなので、後付けかもしれませんが理にかなっているのかもしれません。
食事だけではありませんが、
育児書などのマニュアルで書かれていることはあまり当てはまらなかったので、実際に子どもをしっかり見て、何事もトライ&エラーでやってきたそうです。
そして子どもの個性をしっかりと把握し可能性をうんと信じて進んでこられたそうです。
情報はたくさんありますが、
選んで、実行して、結果を考察して、、フィードバックの繰り返しで自分たちに合ったものを見つけていけるんだと思いました。
私もそうなんですが、「ついついネガティブな言葉で子どもを叱ってしまう・・・」という悩みのお母さんもたくさんいらっしゃいました。
そこでは、「気づいたときにフォローすれば大丈夫!」と。
イライラして無駄に叱ったときは、素直に子どもに謝って、そこからまた、
子どもに自信を持てる言葉をたくさんかけてあけましょう!と言われていました。
私たちは何度でもやり直せる。
あきらめず、とらわれず、何度でも、いい一日へと変えることが出来る。
そんなことを教えていただきました。
発達障がいや育児のことだけではなく、しなやかに自分らしく生きるため、何事にもあてはまる考え方だと思いました。
2020-03-02 08:00:00
「ちょっといいこと」を探しています
カテゴリ : [月]管理栄養士の食事ノート
いつも「管理栄養士の食事ノート」をお読みくださり、どうもありがとうございます。
私(や息子)の周りでは、少し前にはインフルエンザ、最近では溶連菌が流行しています。
そこにテレビで毎日新型コロナウイルスの情報が。。
いつも以上に、ご自分の体調管理を気を付けられている方がたくさんおられるのではないでしょうか。
先のこうしん堂の先生方のブログにもありましたが、
しっかり睡眠をとることやバランスの良い食事をとることなど、体調を整えることをわが家でも意識して過ごしています。
最近心身ともに疲れを感じることが多く、体調に不安を感じることが多くあります。
私が心がけているのは、ちょっと自分の心身を喜ばせる方法をたくさん知り、持っておくことです。
以前は専門が「食」なので、どうしても「食」に力を入れすぎ傾向でした。
ですが食のみがんばりすぎても自分が整う実感が少なく。
十分がんばりすぎているところをゆるめて、休めること、動くことなど、他の部分でバランスをとるようになりました。
こだわりや凝り固まったところ、がんばりすぎ、をゆるめていくと、なんだかいいリズムに。
「なんかちょっと調子いいかも。」の日が以前よりも増えたと思います。
一時間がんばったら10分好きなお茶で休憩。
疲れた時は大好きな○○を食べる。
一人時間は至福のお灸タイム。
など
それをした結果、心地よく感じたり心身が楽になったもの。
きっと誰しも自分だけの「ちょっと自分を喜ばせる、いいこと」あると思います。
あくまで自分の心身が「ちょっと楽でうれしくなるようなこと」をノートにたくさんリストアップしておいて、後で何度も見返します。
健康のために~~しなければならない、って思うものは書きません。
そして「ちょっといいこと」リストは日々増え続けています。
たくさんの小さな「ちょっといいこと」を少しずつ日々のルーティンに、「なんだかちょっといい感じ」の毎日を目指しています。
2020-02-17 08:00:00
たき火
カテゴリ : [月]管理栄養士の食事ノート
いつも「管理栄養士の食事ノート」をお読みくださり、どうもありがとうございます。
我が家から車で10分ほどのところにある大きな公園には小さな森があります。
そこの管理センター内は暖炉があります。
以前、職員さんのご厚意で、息子に薪を入れさせてくれたことがあります。
そこからすっかり「火」に興味を持った様子の息子。
私の実家のお仏壇のろうそくの火にも興味深々です。
義父の話では最近オール電化のおうちも増えたし、本物の火を見る機会がなく育つ子もいるとか・・・
私が小さい頃はまだお風呂を薪で沸かしていたので、薪が燃える様子をずーっと見てましたっけ。
ゆらゆら不定期に揺れて温かい火が魅力的なのは私も経験しており、十分共感できます。
そこで、近くのバーベキュー場で許可をもらい、親子三人でたき火をしました。
夫の実家近くの公園で、落ちている木の枝をたくさんいただいて、それを燃料にしました。
落ちている松ぼっくりを火ばさみでおそるおそる入れる息子。
本物の火はとても熱くて、小さい子には危ないこと怖いこと、十分伝わった様子です。
「松ぼっくり、焼けると白くなるね・・・。」
大人には灰になることは当たり前にわかっていたのですが、子どもには初めて見る出来事で、すこししんみりした顔でお話ししていました。
息子の心が動いたこと、私にも伝わってきました。
とても寒い日でしたが、たき火はとても温かく、何もしないでもほっこりとした贅沢な時間をもらいました。
大したことはできませんが、
日ごろから、子どもに日常の小さな「ほんもの」を経験させたいと思っています。
寒い日に焚火が温かかったこと、
火が熱くてこわかったこと、
松ぼっくりがこなごなになってしまったこと、
木の枝の焼ける音と匂い。
息子の五感で感じたことが、いつか温かい記憶となってくれたら、、、と思います。
そして、食いしん坊の母と息子は、次回のたき火では焼き芋を焼こう!と次回に期待を寄せています。
2020-02-03 07:00:00