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9月はお彼岸

カテゴリ : [火]お坊さんの1分説法
おはようございます。
いつもこうしん堂ブログ「お坊さんの1分説法」を
お読みくださりありがとうございます。
 
8月も終わり、お寺の話でいうと
お彼岸が近づいてきました。
 
お盆が終わったところでもうお彼岸、といった感じで
正直、おまいりに来られる方の数でいうと
春のお彼岸よりも秋のお彼岸のほうが
例年すこし少なかったりします。
 
けれど毎年お話させていただくように
秋のお彼岸の中日である、「秋分の日」は
祝日法で「先祖をうやまい なくなった人々をしのぶ」日
とされるほど、だいじにされてきました。
 
ではどうして秋分の日がご先祖をしのぶ日なのでしょうか。
 
それは、秋分の日(と春分の日)は
太陽が真西に沈むからです。
 
西には西方浄土(さいほうじょうど)といい
なくなった方が過ごされているお浄土があるから。
 
太陽が真西に沈んだその先には
ご先祖さまや、なくなった大切な方々がいらっしゃる
お浄土があり
そちらを見て手を合わせるのに最適な日だと考えられた
からだと言われます。
 
そして、その前後1週間が「お彼岸」です。
わたしたちも、いずれなくなったときには
ご先祖さまや大切な方々のいらっしゃる
お浄土にいけるように、仏道修行を積みましょう
という期間です。
 
その修行期間には「六波羅蜜(ろくはらみつ)」といい、
6つの修行をするのがよいとされています。
 
こちらでも何度か紹介していますが、あらためて。
 
1つ目が、「布施(ふせ)波羅蜜」
人に、見返りを求めずに、物でも行動でも、差し上げること。
 
2つ目に、「持戒(じかい)波羅蜜」
戒律(かいりつ)や決められたルールを守ること。
 
3つ目に「忍辱(にんにく)波羅蜜」
人生につきものな様々な苦難に堪え忍ぶこと。
 
4つ目が「精進(しょうじん)波羅蜜」
仏道や自分の信じる道への努力を続けること。
 
5つ目が「禅定(ぜんじょう)波羅蜜」
精神を統一させること。冷静な心を保つこと。
 
6つ目が「智慧(ちえ)波羅蜜」(または般若波羅蜜)
ものごとの真理をみきわめる知恵をつけること。
 
ちなみにですが、お彼岸の過ごし方のモデルケースを
今回は紹介しようと思います。
 
この6つを順番に1日ずつ行います。
 
たとえば今年でいうと
お彼岸の入りである9月20日(水)は
「布施波羅蜜」を実践する。
なにかひとつでも、人に、見返りを求めずに
物でも行動でも、差し上げてみましょう
「ありがとう」と言われなくてもOKです。
 
9月21日(木)は「持戒波羅蜜」、
決められたルールを守ることをテーマに過ごしましょう。
いつもならまあいいかと思うようなことでも
一度きちんと守ってみましょう。
新しい発見があるかもしれません。
 
9月22日(金)は「忍辱波羅蜜」、
いやなことやつらいことがあっても
じっと耐え忍びましょう。
「怒らない」ことも忍辱波羅蜜です。
 
9月23日(土・祝)は
最初に書きました「お彼岸の中日」です。
法律のままに、「ご先祖を偲び、うやまいましょう。」
この世に生きている私たちが、ご先祖のいいところを
ひとつでも引き継げれば最高です。
 
9月24日(日)は「精進波羅蜜」、
なにか、取り組みたいけど取り組めていなかったことを
30分でもいいので、努力をはじめてみましょう。
 
9月25日(月)は「禅定波羅蜜」
精神統一、心を落ち着かせて過ごしてみましょう。
瞑想や座禅もよし、リラックスするひとときを
30分でも意識して過ごしてみましょう。
 
彼岸の終わり、結岸(けちがん)の9月26日(火)は
「智慧波羅蜜」、ものごとの真理をみきわめてみましょう。
まずは、ものごとを色んな角度から見てみることです。
相手の気持ちになって考えてみると
普段は見えなかったものが見えてくるかもしれません。
 
今年のお彼岸(9月20日~26日)はぜひ
こちらをやってみていただければとおもいます。
2023-09-05 08:00:00

お施餓鬼

カテゴリ : [火]お坊さんの1分説法
おはようございます。
いつもこうしん堂ブログ「お坊さんの1分説法」を
お読みくださりありがとうございます。
 
今日は8月8日で、お盆が近づいてまいりました。
「お施餓鬼(せがき)」という行事が行われるお寺や地域も
多い時期ではないでしょうか。
 
この「施餓鬼会(せがきえ)」とは、字のままに
「餓鬼に施(ほどこ)す」おつとめです。
 
すべての命は、六道輪廻(ろくどうりんね)といい、
6つの世界(天界、人間界、修羅界、畜生界、餓鬼界、地獄界)
を生まれ変わると言われます。
(仏教では、その輪廻から抜け出すことを目指しますが
それについてはまた別の機会に書きたいとおもいます)
 
そのうちの、餓鬼界(餓鬼道)に生まれてしまうと
常に飢えや渇きに苦しみ、食料や水を摂ろうとしても
口もとで火に変わってしまうという
非常に苦しい一生を過ごさなければならないと言われています。
 
その餓鬼道にいる、飢えや渇きに苦しんでいる者たちに
食べ物や飲み物を施す方法(呪文やお供えの方法など)を
お釈迦さまがお説きになり、その教えどおりに
【お供えをし、呪文やお経を唱え、
みなさんで手を合わせていただく。
そして、その(餓鬼に施しをするという)功徳を
ご先祖にも振り向け(回向し)て、供養をする】
のが「お施餓鬼」という法要です。
 
主に6月~8月に全国の寺院で行われますが
8月のお盆の時期に重なることが多く
お盆の行事の一部となっている寺院、地域が多いように思います。
 
お施餓鬼に参加されると
ご自身のご先祖だけでなく、お世話になった方や
お顔の思い出される方のご回向もあるかと思います。
 
そのたびに、今生かされているのはその人たちのおかげ
という思いをもっていただき、手を合わせていただく、
また、直接には知らない方であっても
同じ思いで手を合わせていただくことが
だいじであると伝えさせていただいております。
2023-08-08 08:00:00

象は柱であり壁である

カテゴリ : [火]お坊さんの1分説法
おはようございます。
いつもこうしん堂ブログ「お坊さんの1分説法」に
目を通していただき、ありがとうございます。

今日はインドに伝わる
「群盲(ぐんもう)象を撫(な)ず」
という話をご紹介します。
 
ある王様が目の見えない人たちに象を触らせてあげました。

初めて象に接した彼らに感想を聞いてみると、
耳を触った者は「象はうちわのような生きものだ」と言い、
足に触った者は「象は柱のようですね」と言い、
尻尾を触った者は「象はほうきみたいだ」と言い、
胴体に触れた者は「象というが、ただの壁じゃないか」と
とそれぞれが言い合って、
最終的に大げんかになってしまいました。
 
という話です。
 
もちろんこれは目が見える見えないの話ではなく、
ちまたによくある状態を表しています。
 
皆が(自分としては)正しいことを言っているのに
話が食い違ってしまって、
その結果対立が起こっています。
 
それは、だれもが、ある物事の一部しか知らないのに
全てを知っているかのように思ってしまうこと
が原因であったりします。
 
このインドに伝わる話は
「物事の一部を理解しただけで、すべてを理解した
と思い込んでしまうこと」の戒(いまし)めとして
語り継がれているのだと言われます。
 
人と意見が対立したときのことを考えてみましょう。
 
たとえば、お子さんのことで夫婦がもめている。
けれど、象(本当の目的)は
ご主人も奥さまも
「お子さんに幸せになってほしい」ことであることが多いです。
 
それぞれに仕入れた一部の情報(しっぽを撫でたりすること)
がすべて正しいように思い込み
(相手の言うようにするなんて子どものためにならないと)
けんかになっているだけかもしれません。
 
意見の対立があったときは一度立ち止まって
この「群盲象を撫ず」のお話を
思い返してみていただけると幸いです。
 
自分の意見は本当に全体(象)を捉えているだろうか。
また反対に、相手は象のどの部分を撫でて
そのような意見を言っているのだろうか。
 
一度立ち止まってこんなことを想像するだけで
すこし、相手の気持ちがわかったりするものではないでしょうか。
2023-07-04 08:00:00

10周年

カテゴリ : [火]お坊さんの1分説法
いつもこうしん堂ブログ「お坊さんの1分説法」を
お読みいただきありがとうございます。
 
この6月に、こうしん堂薬局は10周年を迎えられ
まことにおめでとうございます。
 
ひとくちに10年といっても
日々の積み重ねを10年間やってこられたということで
尊いことだと思います。
 
今日は、こちらで以前にも一度書いたかもしれませんが
「三階建て」のお話を。
(『百喩経(ひゃくゆきょう)』というお経に出てくる話を
わかりやすくすこしアレンジしています。)
 
 
 
あるところに、一人の大金持ちがいました。
 
彼が、となり町の大金持ちに招待され、家に行ってみると
なんと、そのおうちは「三階建て」でした。
 
当時、そのあたりでは二階建ての建物ですらめずらしく、
彼は「三階建て」の建物がほしくなりました。
 
これまで彼は、なんでも自分の思い通りに
事を進めることが多かったので
すぐに三階建ての建物が手に入ると思っています。
 
彼はさっそく大工を呼び、「三階をつくれ」と命じました。
 
大工は毎日やってきては朝から晩まではたらきますが
なかなかすぐにはできません。
 
ある日、彼はしびれを切らして
「まだか」と大工に聞きました。
 
すると大工は
「はい、今大急ぎで基礎をつくっているところです。」
と答えました。
 
彼は仕方なく我慢しましたが
一週間後、また「まだか」と聞きます。
大工は「今、1階をつくっているところです。」と答えると、
彼はこう言ったといいます。
 
「なに?1階などいらない。いますぐ3階をつくれ。」
 
 
 
という、笑い話のようなオチですが

結果だけを求めてもうまくはいかず
いい結果を得るにはやはり、日々の積み重ねが大事である
というたとえ話に、この話を選ばせていただきました。
 

あらためて10周年、おめでとうございます。
2023-06-20 08:00:00

眠くなったら

カテゴリ : [火]お坊さんの1分説法
おはようございます。
いつもこうしん堂ブログをお読みくださりありがとうございます。

前回、法然(ほうねん)上人のことを書きました。

その中で、それまでは貴族のものだった仏教を
みんな(庶民)のものに転換された、ということを書きました。

貴族のものという書き方の中に
「仏塔を建てたら」というような例えしか書きませんでしたが
それ以外にも、それまでの仏教は
「自分の身を厳しく律して、煩悩をなくす」ことが
重要とされていました。

法然上人は、いくら修行を積んでも「人間なのだから」
本当に煩悩をまったくなくすことなんて非常に難しい(≒できない)
のではないか、という立場をとったという意味でも
革命者と言われています。

有名な『徒然草(つれづれぐさ)』の中に次のような文章が
残っています。(第39段)


 ある人が、法然上人に
 「私は極楽往生を求めて念仏行に励もうとしているのですが
 どうしても念仏中に眠くなってしまいます。どうすればこの
 眠気を払い、念仏行に集中できるでしょうか。」と尋ねると
 法然上人は「(眠くなったら寝て)目が覚めたら念仏なさい。」
 とおっしゃった。実に尊いことだ。


『徒然草』を書かれた兼好法師も、法然上人のおおらかさに
魅了されたのでしょう。

仏教は難しく崇高なものだった部分があるのを、
この法然上人の教えであると「自分にもできるかも」と
思った人々が当時多かったようです。

そういった意味でも、仏教をだれにでも開かれたものに
転換された、ということができるとおもいます。

私たちも、ものごとの本質を見極めることで
細かいこと(=実は、そう重要ではないこと)を気にせず
おおらかにものごとに取り組んでいきたいものですね。
2023-05-30 08:00:00

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