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2021-02-15 09:00

人を責めずに・・・


いつも「管理栄養士の食事ノート」をお読みくださり、どうもありがとうございます。

今日は子どものお話です。

子どもの成長のスピードには個人差がとてもありますし、個性も本当に色々。

当たり前のことなのですが、本や話で「平均」「普通(?)」のような基準をを知ったり聞いてしまうと、わかっていても心配になることがありますよね。


わが家の息子は手先が不器用でお箸が使えません。

まだ幼稚園生ですし、それはいいのですが、

「できない~、できない~、食べさせて~」と。
すぐに赤ちゃんになります。

補助箸やスプーン・フォークを使ってもすぐにあきらめます。

息子のお友達がすいすいとお箸を使っている姿を見て、正直焦りました。

お箸でなくてもスプーンなどで自分でしっかり食べているお友達もいます。


ですが、息子は一向に自分で食べようとはしません。

自分の教え方が悪いのか・・・?
息子が甘えていてやる気が無いのか・・・?
他にも何か理由が・・・?

気合が足りない!と言わんばかりに、自分と息子を責めていました。



話は少し変わりますが、息子は体幹がしっかりしておらず、作業療法を受けています。

身体は成長とともに、真ん中から外側に向けて順に、しっかりチカラが入るようになるために、体幹がしっかりしていないと手の指にチカラが入れらないとのこと。
指が器用にが使えるようになるには、体幹がしっかりしてからだと言われました。

つまり、私や息子が悪いわけではなく、身体の成長が伴っていないだけでした。


そこからスモールステップを刻みました。

補助箸を丁寧に使えるように、おかずをつまみやすい大きさに切りました。

楽しく食べられるように、好きなメニューも増やしました。

サンドイッチやおにぎりなど手づかみで食べられるものも再チャレンジです。

全部ではなくても、このお皿のおかずの3つでいいから自分で食べられる?
というところから再スタートです。

食べにくいおかずはもちろんスプーン・フォークでもOK。

すると、「うん!出来る!」と嬉しそう。

決めた目標を達成できると、ハイタッチ♪


楽しい気持ちが芽生えると、息子の身体にチカラが入ってきているのがわかりました。

息子の場合は、無理に慣らすことよりも、出来ることを積み重ねて自信をつけることが大切でした。

自分や相手が悪いわけではなく、しくみ・環境や方法を変えることが必要な時もあります。
「人を責めずにしくみを変える」こと。

つまづいた時には思い出したいと思います。