JR和歌山駅東口より徒歩1分。漢方相談・ホメオパシーを中心に、かかりつけ薬局として、自律神経失調・皮膚疾患・妊活・がんに伴う諸症状などの、ご相談をお受けしております。
 

大事なお知らせ

漢方相談・ホメオパシーセッション

漢方相談・ホメオパシーセッションにお越し下さるお客さまへ


 通常、店内のご相談スペース【他のお客様と仕切られた場所】にて行っております。奥には、さらに個室相談スペースを設けております。ご希望の際は、お申し出下さい。

症状別ボタン

いまコレ!

ブログ

2021-07-20 08:00

盂蘭盆会(うらぼんえ)


いつも、こうしん堂ブログ「お坊さんの1分説法」
をお読みくださりありがとうございます。

まず、先日よりの豪雨災害に遭われました方に
心よりお見舞い申し上げます。

ひどかった梅雨も明け、夏も本格的になってきましたので
今日は「お盆」について書かせていただきます。

お盆とは、「盂蘭盆会(うらぼんえ)」の略で
「盂蘭盆」とは
逆さまに吊られるような苦しみという意味があります。

どうしてそんな意味のことばがついたかといいますと

お釈迦さまの弟子のひとりに目連(もくれん)という方がいました。
目連は、神通力によって、亡き母の今の様子を見てみると
餓鬼(がき)の世界で苦しんでいました。

お釈迦さまになんとか母を救う方法はないかと尋ねたところ、
僧侶たちの修行が終わる7月15日に
(旧暦で考えるので、関西などでは8月15日を中心に行われます)
僧侶たちに供養して、
その僧侶たちが色んな世界にいる人たちを供養するなら
きっと母親も助けられるだろう
と言ったのがはじまりとされています。

この故事ですが、目連は
神通第一(神通力が弟子の中で最も優れていること)や
目連尊者(もくれんそんじゃ)と言われるほどの
立派な弟子でした。
その母親がどうして餓鬼となり苦しんでいたか
というところも気になるわけです。

目連からすると、
とても優しくて何でもしてくれたあの母親がどうして
と思ったわけなのですが、

その母親は目連にとっては、世界で一番優しかったが
実は、何でも自分の子どもにやってあげたいがために
まわりの子どもと差別してでも、自分の子どもにばかり
色々与えていた(から、餓鬼の世界に堕ちた)
と、この故事には説明されているようです。

ここが考えさせられるところかなと思いました。
自分さえ、自分の身内さえ、よければいい
という考え方にならないよう、
私たちも注意したいものですね。