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ブログ

2023-12-26 09:00

除夜の鐘


おはようございます。

年の瀬で慌ただしいなか、
こうしん堂ブログ「お坊さんの1分説法」に
お目を通してくださり、ありがとうございます。

早いもので、もう2023年最後の
(ブログにお付き合いいただいている)火曜日になります。

大晦日には、お寺では除夜の鐘を撞(つ)き
新年を迎えます。

除夜の鐘は、108回撞きます。
わたしのところのお寺では
だいたい11時45分ごろ
(紅白も終わり「ゆく年くる年」のはじまるころです)
撞きはじめ、年を越し、0時30分ごろに
108回目の鐘を撞きおわります。

ご存知のように、108という数字は
人間の煩悩の数といわれます。
その由来は諸説あり、ここでは省きますが
煩悩には三毒煩悩といい、代表的な3つがあります。
「貪 瞋 痴(とん じん ち)」です。

「貪」とは「貪欲(とんよく)」、むさぼりの心。
すでにあるものに満足せず、キリのない
「ほしい、ほしい」という気持ちです。

「瞋」とは「瞋恚(しんに)」、怒りのことです。
怒りというのは炎にたとえられるように
場合によってはとどまることをしりません。

「痴」とは「愚痴(ぐち)」の「痴」、愚かなことです。
これは、頭の回転がわるい、知識がないといった話ではなく
間違ったことに振り回されたり
真実ではないことを思い込んだりすることです。

あなたの地域でも「除夜の鐘」が聞こえますでしょうか。
もしくは、撞く習慣がありますでしょうか。

聞こえるという方は、音を聞くとき、
また、もしよく鐘を撞くよという方は、鐘を撞くときに
自分自身の「三毒煩悩」を振り払うことを意識して
みてください。

一般的に「煩悩」といったときのイメージにちかく
いちばんわかりやすいのはやはり「貪欲」でしょうか。

あれもこれも欲する気持ちを
除夜の鐘の音で打ち消し、
「足るを知る」おだやかな気持ちで
新年を迎えていただければ
きっとよい1年のはじまりを過ごせるのではないか
とおもいます。

今年も1年間ありがとうございました。