JR和歌山駅東口より徒歩1分。漢方相談・ホメオパシーを中心に、かかりつけ薬局として、自律神経失調・皮膚疾患・妊活・がんに伴う諸症状などの、ご相談をお受けしております。
 

大事なお知らせ

漢方相談・ホメオパシーセッション

漢方相談・ホメオパシーセッションにお越し下さるお客さまへ


 通常、店内のご相談スペース【他のお客様と仕切られた場所】にて行っております。奥には、さらに個室相談スペースを設けております。ご希望の際は、お申し出下さい。

症状別ボタン

いまコレ!

ブログ

2024-03-05 08:00

ありがとうと伝えること


3月のことば

「いい日とは だれかに ありがとうと 伝えた日」



いつもこうしん堂ブログをお読みくださり
ありがとうございます。

火曜日には「お坊さんの1分説法」を公開していますので
ときどき目を通していただけると幸いです。



3月は卒業式シーズンでもあり
3月9日はサンキューの日だといいます。

「ありがとう」とはご存知のように
「有難う」と書きますが
「有る」ことが「難しい」、「有り難い」
という意味から来ています。



こちらのブログでも度々ご紹介していますが
お釈迦さまの説かれた教えのなかに

「盲亀浮木(もうきふぼく)」のたとえがあります。

この世に生き、仏教に出会えるということは

大海があり、目の見えない亀が泳いでいて
たまたま穴のあいた木が浮かんでいる
その亀がたまたま水面に浮かび上がった時に
顔がその木の穴にちょうどはまること

と同じくらい「有り難い」(=有ることが難しい、めったにない)
ことだという文脈です。



ここでは、仏教と出会えて、ということよりも

日々暮らせていることは
実は有り難いことなんだと気づくこと

日々当たり前のように顔を合わせる方が
やってくれていることも、
よくよく考えてみたら
上の、亀のたとえのように「有り難い」ことかもしれません。



私が僧侶になりたてのころ、
「お坊さんになにか聞いてみよう」という流れで
「どうしたら幸せになれますか?」
という質問を受けたことがありました。

まだ経験のなかった私には、直球な質問で
うまく答えられなかったことを覚えていますが
なにかお返事しないといけないという思いで
(内容的には)こんなことを答えました。

「1か月のあいだ、だれでもいいので
一日一回、人に『ありがとう』と伝えてみてください。
すると、ご自身のアンテナが
『ありがたい』こと、恵まれていることを
探し始めるのではないでしょうか。」

言おうとしたことがうまく伝えられたかどうかはわかりません。
また、その方に後日談を聞く機会もかないませんでした。

ただ、幸せのアンテナを育てることができると
こんなにいいことはないと、
今になってもそう思いますので
今月は、こんなひとことにさせていただきました。



最後までお読みくださり、ありがとうございます。