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2014-07-08 09:00

四人の妻


おはようございます。

今日は、『雑阿含経(ぞうあごんきょう)』というお経に出てくる
「四人の妻」というお話を紹介したいと思います。

あるところに、四人の妻をもつ男がいました。

その男が、遥か遠くに旅をすることになりました。
そこで、彼は、妻たちに同行を頼みました。

まずは、彼が心底愛し、常に寝食を共にし、
いつも細やかな気配りをしてきた第一夫人です。
しかし、彼女は彼に同行することを断りました。

そこで、男は第二夫人を誘いました。
男は時によっては、この第二夫人の方を
愛している時もあったかもしれません。
必死に手に入れた彼女でした。
しかし、彼女にも同行を断られました。

次に男は第三夫人に同行を頼むのです。
この第三夫人を、男は時々思い出したように愛していました。
一緒にいると心地が良いと思っていました。
しかし、彼女の返事は、
「町はずれまでお見送りします。」というものでした。

最後に第四夫人です。
この第四夫人は、男に生涯尽くしてきたのですが、
男の方は見向きもしなかった妻です。
しかし、そんな彼女が
「よろこんでお供します。あなたについていきます。」
と言ってくれたのです。

男は、第四夫人と旅に出ることになりました。


さて、これは、お経の話です。

何をたとえていたのかと言えば、
男は、あの世への旅に出ようとしていたのです。

そして、第一夫人とは、彼の身体。
第二夫人とは、お金や財産。
第三夫人とは、家族や友人など。

そして、第四夫人とは、わたしたちの「心」を例えているというのです。


いいことをしよう、というのが仏の教えである、
とらわれないことが大事である、
と書いてきました。

もちろんそれらは大切ですが、
教えにとらわれすぎるのもいけません。

いつもないがしろにしている第四夫人(あなたの心)
を大切にすることも重要なことです。

まずは、自分の素直な「心」を大切にしないと、
いいことなんて続けられないのが人間ではないでしょうか。

時には心の思うままに行動してみるのも、いいことなのかもしれません。

自分の思いを大切にする。

今流行っている、Let it Go 「ありのままに」というのは
そういうことなのかもしれませんね。