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2014-07-22 09:00
お盆
おはようございます。
暑さが厳しくなってきましたね。
それと同時にお盆が近づいてきました。
今日はお盆について書こうとおもいます。
お盆とは、正式には「盂蘭盆会(うらぼんえ)」という行事です。
盂蘭盆会とは、
お釈迦さまの弟子に、目蓮(もくれん)という人がいました。
目蓮尊者(そんじゃ)は、神通第一(じんづうだいいち)と称され、
お釈迦さまの弟子の中で、神通力が最もすぐれていると言われていました。
目蓮尊者は、その神通力で、亡くなった自分の母は、
その後どの世界に行っているだろうと、探します。
あれだけ自分に優しくしてくれた母だから、きっと極楽に行っているだろう
と極楽を探しましたがいません。
次にいいところだとされる、天界を見渡してもいません。
そして、人間界、阿修羅(あしゅら)界、畜生(ちくしょう)界と
順に見ていっても、目蓮尊者の母はいませんでした。
まさか、と思い、餓鬼(がき)の世界
(そこにいる人はみな、やせ細っていて、常にお腹をすかせた状態で、
物を食べようとした瞬間、その物は消えてなくなる、という
地獄の次に苦しい世界とされています。)
を見てみると、そこには、お腹をすかせて苦しそうな
母親の姿がありました。
どうしてこんなことになっているのでしょうか、
とお釈迦さまにたずねると、
目蓮尊者の母は、我が子である目蓮尊者には優しかったけれども、
我が子がかわいいあまり、物を分けるときに、他の人の分まで取ったり、
目の前に困っている人がいるのに食べ物を与えず、我が子にあげようと
してしまったりしていた。だから餓鬼道に行ったのだよ、
と言われました。
それでも、自分を優しく育ててくれた母親を
なんとか救う方法はないでしょうか、とたずねると、
お釈迦さまは、
(旧暦)7月15日の、僧自恣(そうじし)の日、
僧自恣の日とは、お坊さんが雨期の90日間の修行を終える日
のことですが、
その日に、修行を終えた僧を集めて、食事などの供養をしなさい。
(母親は、目蓮かわいさに、他の人に施しができていなかったから、
ということのようです。)
すると、あなたの母親だけでなく、餓鬼道で苦しんでいる者みなが
救われるであろう、と言いました。
目蓮がそのようにすると、母親をはじめ、苦しんでいる人々が救われたそうです。
それ以来、旧暦7月15日は、
ご先祖を思い、供養をするということが定着していきました。
旧暦なので、今のこよみでは、8月の中旬になるわけです。
(関東などでは、そのまま7月の中旬に行われているところが多いです)
今日は、お盆の由来を紹介させていただきました。
来週も引き続き、お盆のはなしを。
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