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2014-09-02 09:00

無財の七施


おはようございます。
早いものでもう9月ですね。
今日は先週に引き続き、お彼岸のはなしを書きたいとおもいます。

先週、お彼岸とは、到彼岸(とうひがん)のことだとかきました。
到彼岸とは、さとりの世界に渡ること。
その到彼岸するための方法として、六波羅密(ろくはらみつ)を紹介しました。

六波羅密とは、
布施(ふせ)、持戒(じかい)、忍辱(にんにく)、
精進(しょうじん)、禅定(ぜんじょう)、智慧(ちえ)
の6つですが、
今日はその第一、布施について書きます。

布施というと、坊主が布施の話ばっかりしやがって、
と、お金を出すことだけだと勘違いされやすいのですが、
そうではなく、ボランティアなど、
人のために時間や労力を使うことも布施です。

今日は物や金品がなくてもできる布施が
「無財の七施(むざいのしちせ)」
としてお経に説かれているので紹介します。

一つ目が「眼施(げんせ)」
優しいまなざしで人を見ること。

二つ目が「和顔悦色施(わげんえつじきせ)」
優しく喜んだ顔で人に対すること。

三つ目が「言辞施(ごんじせ)」
思いやりの言葉を施すこと。

四つ目が「身施(しんせ)」
労力の提供をすること。重い荷物を持ってあげるなど。

五つ目が「心施(しんせ)」
細かな心づかいをすること。

六つ目が「床座施(しょうざせ)」
疲れている人に寝床や座席を施すこと。席を譲るなど。

七つ目が「房舎施(ぼうしゃせ)」
宿舎や雨宿りの場を提供すること。

これらは、「してあげる」のではなく喜んですることがポイントです。

今週もまた講義のようになってしまいました。
来週は、この「無財の七施」にまつわるお話を紹介しようとおもいます。