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2014-10-28 08:03

息子を生き返らせて


おはようございます。

週末、こうしん堂の先生と和歌山ジャズマラソン
に参加させていただきました。
何年かぶりに走りましたが
(5キロと、長い距離ではなかったので)
天気もよく、気持ちよく走ることができました。

が、2日たって、足が痛くてたまらない朝です。

今日もお釈迦さまがされた説法の話をかこうとおもいます。

キサーゴータミーという女性がいました。
彼女は、かわいい自分の一人息子を死なせてしまい、
悲しみのあまり気が狂いそうになっていました。

我が子の死体を抱き、何としても生き返らせてほしいと
修行者や仙人を訪ね歩きましたが、かなえられず、
お釈迦さまのところを訪ねました。

お釈迦さまはこうおっしゃいました。
「わかった、息子の命を取り戻してあげよう。
ただし、キサーゴータミーよ、
これから、一度も死人を出したことのない家に行って、
ひと粒の芥子(けし) の種をもらってきなさい。
いいですか、一度も死人を出したことのない家の、芥子の実を
もらってくれば、息子の命をよみがえらせることができる。」

キサーゴータミーは喜んで、家々を訪ねました。
どこの家も、芥子の実などお安いご用だといってくれるのですが、

「いままでに一人の死人も出したことはないですか?」と聞くと、
どの家の人も悲しい顔になり、
亡くした家族のことを語り始めるのでした。

次から次へ、村中の家々を回っても、一軒として
死人を一人も出したことのない家などありませんでした。

キサーゴータミーは、疲れ果ててお釈迦さまのもとへ帰り、
こう言ったといいます。

「お釈迦さま、一人も死人を出したことのない家などありません。
どの家も、両親や兄弟や子どもを亡くして、深い悲しみを経験し、
その苦しみに耐え、やがて生きる力を取り戻しています。
お釈迦さま、よくわかりました。
この世に生まれたものはいつかは死にます。
私の息子を生き返らせることはできません。
私もこの悲しみに耐え、生きつづけてまいります。」