おはようございます。
世間はクリスマスムード一色ですね。
この時期になるとよく、
お坊さんはクリスマスケーキなんか食べないですよね?
とか、クリスマスは何もしないんですか?
と、聞かれることが多くあります。
が、言ってしまえば、(多くの)お坊さんは、おそらく
クリスマスケーキを食べたり、
クリスマスプレゼントをあげたり、しています。
それは、「日本のクリスマスは、もはや宗教行事ではなく、
年中行事になっているから」というのがもっともな理由かと思います。
日本人の宗教観は特殊、とよく言われます。
赤ちゃんが産まれれば、お宮参りに神社に行き、
結婚式はキリストで行い、
お葬式は仏教でする。
また、初詣は神社に行き、
お盆・お彼岸はお寺にお墓参りに行き、
クリスマスはお祝いする。
海外からは異様にうつるようです。
しかし、それもまた日本の文化だと私は思っています。
最近はよく、
「私は無宗教だから。」
と言われるようになっています。
しかし、そんな人でも、
お墓参りに行ったり、
大自然に心を奪われたり、
していると思います。
自然を崇拝したり、先祖を崇拝したり、
している方がほとんどだと思います。
これは、特定の宗教の信者だからやっているのではなくて、
おそらく生まれながらに、また、生活をする上にしぜんと
身についているものなのでしょう。
「本当に大切なものは目に見えない」といいますが、
その心をしぜんと持っているのも
日本人のいいところだと思っています。