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2015-01-27 08:00

やってみること


おはようございます。
先週のセミナーでもお話しましたが、
仏教の教えは一見、様々です。

それは、お釈迦さまが「対機説法(たいきせっぽう)」をしたから。
対機説法とは、人それぞれに応じた話し方、説法の仕方をすることです。
だから、ある人にはああ言っても、ちがう人にはこう言う、
ということがあります。

ある弟子には、ずっと掃除をしておくように言ったり、
ある弟子には、町を歩いていてどんな仕打ちを受けても、
手を合わせて相手に頭を下げるように言ったり、
それはそれは莫大な教えを説かれました。

仏教、お釈迦さまの教えが、
「八万四千の法門(はちまんしせんのほうもん)」と
呼ばれる所以(ゆえん)です。

仏教の教えは、ちまたにあふれています。
今は、本やインターネットによってでも
すぐに知ることができます。
しかし、そこで大事なのは、実行すること。
やってみることです。
今の自分に必要そうだな、と思ったことがあれば、
小さなことでもいいので、やってみてください。

仏教のすべてを理解するのはとても難しいことです。
私も到底できませんし、
すべてを理解してからやろうとしても手遅れかもしれません。


これも、実際にお釈迦さまがされた説法にある話ですが、

人が毒矢に撃たれたとします。
まわりにいた人が、急いで医者を呼び、毒矢を抜いて、
毒の手当てをしようとします。

ところがその人が、
「矢を抜く前に、だれが毒矢で私を撃ったのか知りたい。
私の知り合いか、知らない者か、違う者を撃とうとして間違ったのか。
また、矢はどこから飛んできたのか。
矢は何でできているのか。
それらがわかってから、矢を抜いてくれ。」
と言ったらどうでしょうか。

言うまでもなく、それらがすべてわかる前に
毒が全身にまわり、その人は死んでしまうでしょう。

仏教のことや、世の中の真理がわかってから
実践しようとするのは、実はこのことと一緒で、
すべてを知ることよりも先に、すべきことがある、ということです。


もちろん仏教に限らずですが、
役に立ちそうなことを知れば、いいことを聞けば、
まずはやってみる、ということが
人生においては大事なのではないでしょうか。