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2015-02-03 08:00

おにはそと ふくはうち


おはようございます。

今日は節分ですね。
節分とは、季「節」の「分」かれ目のことを言うそうです。
立春(冬至と春分の日の中間の日)、立夏、立秋、立冬
のそれぞれ前日、本来は1年に4回あったそうですが、
日本では、立春は1年の始まりとされていたので、
次第に、新年の前日、今で言う大晦日のようなものとして、
節分といえば、この春の節分をさすようになっていったそうです。

また、立春の前日ということなので、
節分は2月3日に限った訳ではないそうで、
こよみの関係で、10年後ぐらいには2月2日になる年も
出てくるそうです。

さて、節分には、「鬼は外!福は内!」のかけ声に合わせて、
邪気払いの豆をまきます。
そのかけ声を万葉仮名で表現したものとして、

 おにはそと ふくはうち
「遠仁者疎道 不苦者有智」

というものがあります。
江戸時代の儒学者のことばと言われていますが、

「仁(じん)に遠き者は道に疎(うと)し  苦しまざる者は智有り」

と読み下します。

「仁」は慈(いつく)しみのことで、
「人」のことも意味するので、
慈しみの心から遠ざかるようであれば、
人としての道に疎(うと)くなってしまう。
また、苦しいことにめげず、
目標に向かって前進する勇気を持てば、知恵が生まれる。

という意味に理解できます。

思いやりの心を忘れてしまうことが「鬼」で、
困難に負けないことが「福」を呼ぶのだ
ということだと思います。

思いやりのない心(鬼)を外に追い払い、
困難に負けない心(福)を胸の内に秘め、
新しい季節を迎えたいものですね。