JR和歌山駅東口より徒歩1分。漢方相談・ホメオパシーを中心に、かかりつけ薬局として、自律神経失調・皮膚疾患・妊活・がんに伴う諸症状などの、ご相談をお受けしております。
 

大事なお知らせ

漢方相談・ホメオパシーセッション

漢方相談・ホメオパシーセッションにお越し下さるお客さまへ


 通常、店内のご相談スペース【他のお客様と仕切られた場所】にて行っております。奥には、さらに個室相談スペースを設けております。ご希望の際は、お申し出下さい。

症状別ボタン

いまコレ!

ブログ

2015-10-20 08:13

正しく見る


おはようございます。
先週から「八正道」の話をはじめています。

今日はその第一、「正見」について

「正見(しょうけん)」とは、
ものごとを正しく見なさい、偏見なく見なさいということです。

フィルターや色眼鏡をかけず、あるがままを見る。
偏見や先入観、好き嫌いの感情なしに見ることをいいます。

その際には、われわれが、また世の中が、
常識だ、当然だと思っていることがあっても、
それをうのみにせず、
本当に正しいといえるのか、
立ち止まって考えてみるべきだということもいえます。

たとえば戦時中の日本では、
「富国強兵」が教育されたり、
「治安維持法」によって言論の自由がないがゆえに、
戦争で相手国の兵士を殺すことが正しいことだと
考える人も多かったといいます。

それが世の中の「常識」であったとしても、
それは正見とはとてもいえません。


また、すべてのものごとは、無常(移り変わっていること)
だということを理解した上で、ものを見なさい、
ということも「正見」ではよく言われます。

たとえば、昨日できなかったことが、今日もできないとは限らないので、
常に新鮮な目で、ものごとを見なければいけません。

最後に、「ものごとを偏見なく見なさい」ということを
あらわした言葉はないかと考えてみましたが、
たとえば、「人を見かけで判断しない」
という教えなどは、まさに正見の考え方ではないかと思います。