おはようございます。
八正道の話も大詰め、今日は第七「正念」、
第八「正定」について書いてしまいます。
「正念(しょうねん)」とは、
正しい気づきを得なさいということです。
我々は、煩悩にとらわれ生きています。
例えば、何かをされてしまった瞬間、
「怒り」の気持ちが出てしまっている自分に気づくこと。
そのことに気がつくことで、
怒りにまかせた行動をとるのではなく、
生産的な行動を起こすことができるかもしれません。
そして「正定(しょうじょう)」とは、
正しい精神統一をすることです。
集中しなさい、ということです。
もちろん「正しい」がつきます。
ギャンブルに集中するのではありません。
1つのことに集中すれば、
人はすごい力を発揮することができます。
その集中する対象も、ただしく選ばなければいけません。
私なりの解釈ですが、八正道をまとめると、
きめつけずに物事を見(正見)、
自己中心的な思いをもたず(正思惟)、
よく考えて言葉を選び(正語)、
自分の行動に責任を持ち(正業)、
世の中の役に立つ仕事をし(正命)、
まわりを幸せにすることにつながる努力をする(正精進)。
そのためには、自分の状態をしっかりと見定め(正念)た上で、
精神を集中する(正定)ことが大切だ
ということになろうかと思います。