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2016-02-16 07:10

精神と時の部屋


おはようございます。
先週の最後に投げかけた質問ですが、

極楽浄土で修行をするのと、
この世の中で修行をするのは
どちらが功徳があるでしょうか。
というお話。

阿弥陀仏と極楽浄土を描いたお経『無量寿経』
の中に、次のような一文があります。

「この世の中において善行を十日十夜行えば、
それは仏の国土において善行を千年行うこと
よりも尊く、すぐれている。」

さて、それは何故でしょうか。
という話になるわけですが、

極楽浄土という清らかな世界では、
修行の邪魔となる煩悩がありません。
仏の教えを聞こうと思えばいつでも聞くことのできる
そんな、修行をするには「うってつけ」の環境なので、
誰でも修行ができる。

しかし、この世の中は、欲望、怒り、愚痴の
煩悩にあふれています。
そんなあらゆる誘惑の多いこの世界で
修行をすることは、大変尊いことだと
お経の中にも書かれているというわけです。

たとえば浄土宗では、
その極楽における千年の修行の功徳を得ようと
「十夜(じゅうや)法要」という法要が営まれます。

十日間、修行(浄土宗における最高の行いである念仏)
を行う法要です。
現在、多くのお寺では一日(それも一~数時間)に凝縮
されていることの多い法要ですが、
今書かせていただいたような意味があります。

修行(善いこと)を行いにくい場所で行うと
余計に価値があるということです。

あることを成し遂げることが難しい環境においてこそ
それを達成した時の価値が大きくなる。

普段の生活の中でも、
逆境に立たされた時、役に立つ考え方ではないでしょうか。