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2016-02-19 08:00

機織りの世界


いつもこうしん堂スタッフログ ホメオパシースペースClearSkyをお読み頂きありがとうございます。

今、京都で志村ふくみ展が開催されています。
近々見に行こうと考えているところです。

何年か前、日曜日の朝、NHKのドキュメント番組で志村ふくみさんの特集をやっていたのをたまたま目にしました。
繊維を自然のものから染め、その糸を使って機織りをし、着物などに仕立てられます。

その染めの作業はとてつもない自然との対話
とてもすばらしいものです。

そのものをちゃんと知らなければ、本質を見ていなければ、本来のものを引き出すことができない。
それをいろいろな行動から示されています。


この番組を見るずいぶん前に、まったく知らないのに志村さんの本を購入していた私
この番組をみて、もしやあの本は・・・と見てみると

「ちよう、はたり」 志村ふくみ著 でした。

本を購入してからほとんど読めていなかったのですが
最近、開き読んでいます。

梅も桜も花を使って染めるものと素人は思いがちですが
枝から染めるそうです。
枝には花の色を付けるエネルギーが蓄えられているんですね。
外観だけを見ていると、枝にそんな色を蓄えていることすら想像できません。

でも、きれいな花を咲かすには、とても大切なこと。
知る必要のあることだなと思います。


また、本の中でとても印象的な言葉に
「物を創るとは汚すことだ」と書かれています。
「物は人間の掌中にある。生かすか殺すか、私たちは日々その命題の前に立たされている」

日常で物に対してそれほど考えたことはない。

創造する仕事ならではの感覚であると同時に、自然を扱うことに真摯に向かう姿勢を
私たちも日常でときどき思い出してみることも大事だと思う。

私たちも自然の一部だから。

本を読みながらいろいろなことを考える機会になっています。
展覧会を見て、自分はどう感じるか、じっくりと味わいたいと思います。