おはようございます。
いつもブログ「お坊さんの1分説法」をお読みいただき
本当にありがとうございます。
さて、なにか、道に迷った時、
壁にぶち当たった時、
解決する方法の一つが
「常識を疑うこと」
ではないかと思います。
これまでの自分が「常識」だと思っていたことは
実は思い込みにすぎなかったり、
これまで、社会が「非常識」としてきたことの中に
実は正しいことが含まれていたり、
ということがよくあります。
特になにか新しい「発明」となると
ほとんどがそうではないでしょうか。
そこまで大それたものでなくても、
思い切って普段の自分ならしないこと、をしてみると
うまくいくきっかけになったりすることもあります。
世の中は、諸行無常(何ごとも移り変わること)なので、
以前うまくいったことが、また今回もうまくいくとは、
また、以前うまくいかなかったことが、今回うまくいかないとは
限らないのです。
ちなみに「分別(ふんべつ)がある」というと、
「常識をわきまえている」という意味で使われますが、
この「分別」という言葉、実は仏教語で、
仏教では「物ごとをありのままに見ず、
主観的に、良い・悪いといった区別をすること」
をいいます。
わたしたちが「常識」だと思っていることは
もしかしたら、先人や親、先生などの「主観的なものさし」
による考え方かもしれませんよ。