いつも「お坊さんの1分説法」を
お読みくださりありがとうございます。
しばらく更新があいてしまい申し訳ありませんでした。
また今週からよろしくお願いします。
仏教とは、の基本にかえり、
仏教とはどんなものなのか
ひきつづき、配信していきたいとおもいます。
早速ですが、
近年、(サリン事件等をきっかけに)
宗教のイメージがわるくなり、
仏教とは「非科学的なもの」と
思われている方が多いように感じます。
仏教は、ご存知のようにインドで生まれ、
中国、韓国、日本へと伝わり、
また時代の変遷とともに
かたちを大きく変えてきてはいるのですが、
本来、仏教は完全に「科学的なもの」
であり、当時インドで主流だった
「生まれによって身分が決まる」などの
「非科学的な」教えを否定したところからはじまっています。
仏教の根本思想である「縁起(えんぎ)」は、
「縁(よ)って起こる」という意味で、
「原因」があるから「結果」がある、というものです。
科学的(ということばが正しいかどうかわかりませんが)な
「原因」がないのに「結果」が起こるはずがない
という考え方です。
日々の活動やブログを通じて
「仏教、宗教なんて、非科学的なもの、私は信じない」
という方の、誤解を解いていきたいとおもっています。
また、仏教というと「葬式」、「死」
をイメージされる方が多いと思います。
それも、仏教は決して「亡くなる時の教え」ではなく、
「いかによく生きるか」の教えです。
「仏教なんて、暗いもの、私は興味ない」
という方の、誤解も解いていきたいと考えています。
もちろん、このブログに目を通してくださる方は
もっと前向きに仏教をとらえてくださっている方が多い
のではないかと思っていますので、
楽しくなるような、前向きな話を
させていただこうと思っています。
また目を通していただけるとうれしいです。
毎日寒いですが、みなさまお体にお気をつけて
お過ごしください。