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2017-03-28 08:00

ロバを売りに


おはようございます。

いつもブログ「お坊さんの1分説法」を
お読みいただき、ありがとうございます。

みなさんは、信仰をもっていますでしょうか。

お釈迦さまは、
自灯明(じとうみょう)、法灯明(ほうとうみょう)
というお言葉を遺されました。

これは、自らを灯(ともしび)にして生きよ、
法を灯(ともしび)にして生きよ、
という意味です。

自らをよりどころとして生き、
迷った時は、
法(仏の教えのこと)をよりどころとして生きなさい、
ということです。

人は迷うものですが、そのような時に、
自分なりの「芯」を持っておくことは大切です。

今日は、ロバ売りの親子という話を紹介します。


ロバを飼っていた父親と息子が、
そのロバを売りに行くため市場へ出かけました。

2人でロバを引いて歩いていると、
それを見た人が
「せっかくロバを連れているのに、
乗りもせずに歩いているなんてもったいない」
と言います。

なるほどと思い、父親は息子をロバに乗せます。
しばらく行くと別の人がこれを見て、
「元気な若者が楽をして親を歩かせるなんて、
ひどいじゃないか」と言うので、
なるほどと、今度は父親がロバに乗りました。

また別の者が見て、
「自分だけ楽をして子供を歩かせるとは悪い親だ。
いっしょにロバに乗ればいいだろう」と言いました。
それはそうだと、2人でロバに乗って行きます。

するとまた、
「2人も乗るなんて、重くてロバがかわいそうだ。
もっと楽にしてやればどうか」
と言う者がいました。

父親と息子は、こうすれば楽になるだろうと、
狩りの獲物を運ぶように、
1本の棒にロバの両足をくくりつけて吊り上げ、
2人で担いで歩いていきました。

しかし、不自然な姿勢を嫌がったロバが暴れだし、
暴れたロバは川に落ちて流されてしまいました。

結局親子は、苦労しただけで一文も得られなかったのです。


このようなことは往々にしてありますが、
自分を信じて行動し、
自分の信じる法(教え)を頼りに行動することが大切です。

他人の意見に左右されてばかりではいけないということですね。