おはようございます。
いつもブログ「お坊さんの1分説法」をお読みいただき
ありがとうございます。
今日は、以前にも書かせていただいたかもしれませんが、
仏教学者ひろさちやさんの本より、
うさぎとかめの話をさせていただきます。
うさぎとかめの話は、
日本では、うさぎが寝ている間に
コツコツとがんばってきたかめが抜かしていく、
努力の大切さが説かれる話です。
しかし、この話をインドですると、
子どもたちは
「どうしてかめはうさぎを起こしてあげないの、
ひきょうじゃないか。」
と言うというのです。
はっとさせられる話で、
人によって考え方がちがうこと、
地域によって文化がちがうこと、
そして、そこに「どちらが正しい」というのは
存在しないこと。
それを理解していないと、
必要のない争いにつながることになります。
今も世界では争いが絶えませんが、
それぞれ相手を尊重し合うことが少しでもできれば
平和への一歩になると思います。