みなさん、おはようございます。
いつも、こうしん堂ブログ「お坊さんの1分説法」
にお目を通してくださり、ありがとうございます。
連日、コロナウイルス関連の話題が続きますが、
先週末、国内での死者が600人を超えた
という報道がありました。
昔、東日本大震災の後のことですが、
ビートたけしさんがおっしゃっていたことがあります。
(以下引用)
【こういう大変な時に一番大事なのは「想像力」じゃないかって思う。
今回の震災の死者は1万人、もしかしたら2万人を超えてしまうかもしれない。
テレビや新聞でも、見出しになるのは死者と行方不明者の数ばっかりだ。
だけど、この震災を「2万人が死んだ一つの事件」と考えると、
被害者のことをまったく理解できないんだよ。
じゃあ、8万人以上が死んだ中国の四川大地震と比べたらマシだったのか、
そんな風に数字でしか考えられなくなっちまう。それは死者への冒涜だよ。
人の命は、2万分の1でも8万分の1でもない。
そうじゃなくて、そこには「1人が死んだ事件が2万件あった」
ってことなんだよ。】
コロナウイルスについても
「600人」と言ってしまうと、
「震災の何十分の1の話か」となってしまいがちです。
たけしさんの言うように
私たちが考えるべきなのは
それぞれの方にとって、かけがえのない「家族」が1人亡くなった
という事件が、600件あった、ということだと思います。
また、感染者のほうで言っても、
2週間の隔離や今では世間からの目など、
大変苦しい思いをされた方それぞれが、
1万5千の数、あったというふうに考えてみれば
少しちがう角度から考えられるような気がしますね。
今日はビートたけしさんの言葉の紹介でした。
感染された方やご家族、または誠意を持って対応される
医療従事者の方にまで、偏見がもたれることも
よく報道されています。
みんなで「想像力」をもって、この事態を乗り越えていきたいですね。