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2020-05-25 07:00

新しい生活のことを考える


いつも「管理栄養士の食事ノート」をお読みくださり、どうもありがとうございます。

多くの地域の緊急事態宣言が解除されました。

私の住む町も解除され、少しずつ人が外に出て依然とは違う光景が見られるようになりました。

緊急事態宣言の間、学校も休校、仕事も在宅になったり、おうちでご家族のごはんを毎食作られてストレスを感じている、食費がかかってつらい・・・、というお話をよく耳にしました。


先月4月ですが、日本経済新聞に掲載された記事がおもしろかったので、まずは、こちらの記事を紹介させてもらいます。

~「家事オペ力」磨く主婦豪機関 しゅふJOB総研所長 川上啓太郎~

プロの料理人以外で1万食以上の料理を作ったことがある人はいるだろうか。実は日本中にいる。主婦だ。仮に1日3回、365日休まず食事を作れば、1年で1095回。4人家族なら4380食。3年でゆうに1万食を超える計算になる、よく主婦業に専念している期間をブランク(空白)と呼ぶが、この労力を費やしている時間は本当にブランクだろうか。

1万食を作るのもすごいが、そこで磨かれる能力もすごい。まず献立。家族の健康や好み、家計などと照らし合わせて毎日最適な献立を「企画」する。続いて仕入れから後片付けまでの「段取り」を考え「実行」する。
私はこの能力を家周り仕事のオペレーション力、略して「家オペ力」と呼んでいる。

主婦業期間はブランクではなく、職場とは異なる状況下で様々な能力を磨く家オペ期間だ。他にもコミュニケーション力やリーダーシップ、マネジメント力など多様な能力が磨かれる。ビジネスシーンでソフトスキルと言われる基礎的能力だ。職務が変わると応用が利きにくいテクニカルスキルとちがい、すべての職務で有効なのでポータブル(持ち運び可能)スキルとも言われる。
・・・職場を離れた機関を空白ととらえるのは一画的な見方でしかない。仕事以外の期間をブランクと呼ぶ風潮などなくなればいいと思う。



以上、これは「食事作り」の話だけのことではないと思います。

色々なことが行き詰ったり滞ったように思えることもあった、おうちで過ごした期間はたくさんの能力が磨かれたと思います。

私の知人の中にも、コロナで仕事・収入が減り、家計を切り詰めながら暮らしている方も。
ため息をつき、ぼやきながらも、様々な工夫で楽しみながら乗り越えているお話をいろいろと聞かせてもらいました。

比較的環境に恵まれた方からは、家族でゆっくりと過ごせる時間が出来てよかったという声も聞かれました。
以前の毎日が忙しすぎた・・・と思いを巡らせている人も。

一人ひとり、自分や家族、周りの人たちの幸せのことを考えたり、色々な思いで過ごされた期間だったのではないでしょうか。

6月から段階的にですが、新しい生活が始まります。

以前にただただ戻るのではなく、私自身もこの期間で考えたことや学んだことを忘れずに次のステージへ進めるといいなと思います。