みなさん、おはようございます。
いつも、こうしん堂ブログ「お坊さんの1分説法」
にお目を通してくださり、ありがとうございます。
すみません、少し個人的に忙しい時期で、更新があいてしまいました。
またよろしくお願いいたします。
今日は、私のお寺で最も大切にしていることの一つ
「和顔愛語」ということについて考えてみたいと思います。
「和顔愛語(わげんあいご)」とは、
和やかな表情と、心やさしいことば(を心がける)ということですが、
コロナ禍の今、マスク越しに相手のお顔を見ることが多くなり、
「和やかな表情」を伝えようと思えば、よっぽど笑顔でないと
伝わりにくい、という現状があります。
そこで、せめて「やさしい、心のこもったことば」を使うことを
大切にしたいと思います。
私の師僧よりの教えを記しているノートを見直していると
このような詩を発見しました。
今回ブログに紹介させていただくにあたり
作者さんを調べたのですが見つからず
そのままの状態で紹介するかたちになり申し訳ないのですが
もしご存知の方がいれば、教えていただきたい思いも込めて
載せさせていただくことにします。
「ことばのかたち」
うれしいとき ことばはまるい
ピンポンみたいに はずんでいる
かなしいとき ことばはしかくい
ヒックヒックと つかえてしまう
おこったとき ことばはさんかく
ブスッブスッと つきささる
ことばに はげまされ
ことばに いましめられ
ことばに ほろぼされる
かたちのない ことばだけれど
たしかにふれる こころにふれる