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2021-07-26 09:00

現代における「貧血」のおはなし


梅雨が明けて、とても暑い日が続いていますね。

我が家には遊び盛りの幼児がおります。

暑いから・・・と言って冷房の効いた部屋でずっと過ごすということも無く、時間帯を選んでしっかり外で汗をかく毎日です。

ひまわり

(我が家のひまわりも元気いっぱい咲きました!)



さて、前回お話ししました「貧血」のことを書きたいと思います。

この飽食の時代に、栄養が足りないってどういうこと?という感じですが、やはり食事面で色々と影響があります。

ダイエットをしている若い女性の問題というわけではないようです。

そもそも日本人は欧米人ほど肉を食べなかったので、たんぱく質・鉄分不足になりやすい傾向はありました。

そこに、加工食品や精製品が増え栄養がそぎ落とされたこと、野菜自体の栄養価が減ってきていること、鉄分が含まれる食品(ひじき・切り干し大根・レバーなどの内臓系)があまり食べられなくなったことなどなど、色々な要因があり貧血が進んでいると言えます。

(フライパンなどの調理器具も鉄ではなく、テフロン加工などのものに置き換わりましたね。)

手軽におなかを満たせる麺類やパン・ファーストフード系などで食事をすませる人も増えました。

すると、
エネルギー量、糖質や脂質は十分摂れていても、たんぱく質やビタミンミネラルが不足してしまう傾向に陥ります。

上記のような傾向の食事をされていると、胃液や消化酵素の分泌力が弱くなり、動物性たんぱく質や鉄分を多く含む食事を摂ると胃がむかむかしたりあまり食べられない場合があります。


貧血と言えば鉄分を摂ればいいんでしょ?って思われる方も多いかと思います。

ですが、その前にご自身の胃腸の調子を整え、消化吸収力をアップさせる必要がある場合があるのです。

みそやぬか漬けなどの発酵食品をとったり、少しずつ動物性たんぱく質の食品を摂りながら慣れていく。
自身の鉄分を受け入れる力をつけないといけない場合があります。

内臓もたんぱく質で出来ています。
鉄分やたんぱく質不足の場合、内臓の機能が低下し消化吸収力が低下することがあります。

少しずつ動物性たんぱく質を摂り体の基礎を助けることが大切です。



というわけで、貧血=鉄を摂る、だけではなく、

加工食品・精製された食品の摂りすぎに注意すること

新鮮な旬の食べ物を選ぶこと

発酵食品を積極的に摂ること

糖質過多、脂質過多のバランスが良くない食事の方は、動物性たんぱく質を少しずつ食事で増やして取り入れていくこと

など基本的な食事の見直しが、まず大切ではないかと思います。


貧血は体のしんどさだけでなく、精神的な不安定やパニックなどをを招いたりします。
心身ともに大切な問題です。

長くなりましたので、また次回に具体的な食事のことなど書きたいと思います!