いつもこうしん堂ブログ「お坊さんの1分説法」を
お読みいただきありがとうございます。
今週、2月3日は節分ですね。
節分には、豆をまいて鬼を追い払いますが
仏教では、この鬼は人間の煩悩(ぼんのう)にたとえられます。
2月4日が立春(りっしゅん)。
昔はこの日が一年のはじまりでした(旧暦)ので
節分とは、大晦日にあたります。
大晦日に、除夜の鐘をついて
108あるといわれる煩悩を振り払うのと同じく
心にある煩悩を、鬼にたとえて振り払うのです。
煩悩をわかりやすくいうと、次の3つです。
1つめは、貪欲(とんよく)
必要以上に欲しがる、むさぼりの心
2つめは、瞋恚(しんに)
怒りの心
3つめは、愚痴(ぐち)
まちがった思い込みや、無知のこと
これらを追い払った後に、「福は内」と
福を呼び込むことができるのだとおもいます。