
大事なお知らせ
漢方相談・ホメオパシーセッション
漢方相談・ホメオパシーセッションにお越し下さるお客さまへ |
通常、店内のご相談スペース【他のお客様と仕切られた場所】にて行っております。奥には、さらに個室相談スペースを設けております。ご希望の際は、お申し出下さい。
ブログ
2014-05-29 09:42
産後うつのこと
先日訪問したお母さんが、話しているうちにどんどん涙が出てしまう状態になりました。
お産が大変で、赤ちゃんもしばらくNICUに入院していたそうです。
幸いその後の経過は順調で、おっぱいも良く出ていて、少し前まで実家でゆっくりしていたし、赤ちゃんが泣いたらすぐに抱っこしてもらえたので助かっていたのですが、
実家から帰ってきて、1人で全部することになったら、一気にオーバーワークになったようです。
こういう方は多いと思います。
お母さんが疲れると赤ちゃんの機嫌も途端に悪くなりますね。
こういう時は、やらなければいけないことは全部後回しで、とりあえず休むことを進めます。
というのも、産後うつと今は病名ついてますが、産後はほとんどの人が多少のうつ状態になるのです。
妊娠中から、出産すると、今まで出ていたホルモンが全部変更しています。
そして、骨盤も大きく動いて、心身ともに大きな変化をしたことに、なじむまでかなりかかります。その上、夜中の授乳、思いどうりにならない赤ちゃんに1日中振り回されてへとへとです。初めての人は特にそうでしょう。
産後は少なくとも3週間はなるべく横になって過ごすようにしないと、この時期に頑張るとあとで一気に疲れが出てしまいます。
その上、世の中には情報があふれているから、こうしないといけない、良いお母さんにならないといけないとかいっぱい集めてしまうと、心身ともにオーバーワークで、何もしたくない、なぜか涙が出る、イライラするなどの状態をおこしてしまいます。
これは、体と心からのサインなので、ここでもっと動かないとダメなのにできないと自分を否定したり責めるのではなく、どんどん落ち込むのではなく、はたまた薬で治そうとするのではなく、
「これは休めのサインだ」
と気づいてください。そしてゆっくり休みましょう。
1人で子育てするのではなく、ご主人や、父母、義父母、兄妹、親戚、友人、行政など、色々な人に助けてもらうことをしましょう。
そして自分が休むことを許して、やりたいことをしたり、気分転換になることをしたり、自分に充電することをいっぱいやるようにしましょう。
そうすれば、元気が戻って、気分も楽になってきます。
つい産後は自分のことが後回しになりがちですが、そうすると自分の潤いの水がどんどん枯れてしまいます。
自分にいっぱい水をあげるようにしましょう(*^_^*)
(C) こうしん堂 薬局|和歌山の漢方相談・ホメオパシー・処方箋受付