おはようございます。
今日は、昔のインドのお金持ちの話をします。
ある村の大金持ちが旅に出て、
大都会に行きました。
都会のお金持ちに誘われて遊びに行ったのだそうです。
都会なので、そのお金持ちは三階建ての家に住んでいました。
村のお金持ちはびっくりしました。
大変広い家に住んでいたのですが、
その村には二階建ての建物すらなかったからです。
村に帰ると、早速大工さんを呼び、
「三階建ての家を作ってくれ」と頼みました。
大工さんもはじめてのことなのではりきって、
まずは三階建てにかなう土台を、と
作り始めました。
しかし、なかなか工事は進みません。
1か月たっても、柱も建っていない。
「もう少し早くならんのか。」
「急ぎますが・・・」
といった具合です。
待てども待てども三階建ての家は完成しません。
ついにお金持ちがしびれを切らしました。
「おい、どうなっているんだ。」
「今、二階を作っているところです。」
「なんだと、おまえはクビだ、わしは三階を作れと言っているんだ。」
と怒鳴り散らしたという話があります。
単純な話のようですが、意外と考えるところはあります。
私たちは、つい結果ばかりを求めてしまうということです。
基礎、土台作りをせずして、よい結果を求めてしまう。
少し道徳的なようですが、
仏教の基本に「縁起(えんぎ)」の教えというものがあります。
ひとことで言うと、
すべてのもの(結果)には、原因がある、ということです。
今回は、努力もせずによい結果が得られることはない、
ということを教えるこばなしの紹介でした。