生活習慣病
腎疾患~生活習慣病~
腎臓の疾患について
まずは腎臓の働きを知りましょう
■腎臓の働き
①尿を作って老廃物を出す (血液を綺麗にするフィルター的役割)
②血圧を調整する (血圧を上げるホルモン:レニンの分泌)
③赤血球を作る (赤血球産生ホルモン:エリスロポエチンの分泌)
④体内環境を整える (イオンバランス:ミネラルの取り込み)
⑤丈夫な骨を作る (ビタミンD生成と活性化:カルシウムの吸収)
腎臓は一度機能が『低下してしまうと、治すのが難しい』臓器です
■腎臓は毛細血管の塊
血流が悪いから腎臓は血圧を上げます。
すると動脈硬化が進むという悪循環が生まれます。
血液を腎臓までしっかりと巡らすことが大切です。
血液検査では?
■クレアチニン(Creatinine:Cr)は筋肉で作られる老廃物の一つです。
そのため、血液中のクレアチニンの増加は、
「腎臓(糸球体)のろ過機能が低下」していることを意味します。
基準値は、男性1.2mg/dl以下、女性1.0mg/dl以下であり、
これ以上の場合は、「腎臓の機能低下」が疑われます。
(基準値は全国腎臓病協議会より参照)
■e-GFRは、血清クレアチニン値、年齢、性別から推算するもので、
多くの医療施設で「腎臓の機能」を表す値として最も多く使用されています。
数字が小さければ小さいほど腎臓の働きが悪くなっていることを表します。
★人工透析は『しんどい・つらい』
人工透析は拘束時間が長く、週3日通院で1日あたり4~5時間
が一般的です。透析中はめまいや吐き気、さらには頭痛・血圧低下・
筋肉のけいれんなど副作用が起こることもあります。
また、そのような副作用だけでなく、刺さっている太い針の痛みや、
同じ姿勢でいる肩や腰の痛み(肉体的苦痛)、金銭面や思うように
仕事ができない、水分、食事制限など『一生続けなければならない』
という(精神的苦痛)などを訴える方も
多くいます。
生活習慣病
生活習慣病
以前は「成人病」などとも言われていましたが、
現在では、この様に「生活習慣病」と言われています。
高血圧や脂質異常「高脂血症」・糖尿病などは、
家族性だから仕方ないとよく耳にします。
しかしながら、果たしてすべてがそうなのでしょうか?
もちろん、家族性でやむを得ない場合もあると思いますが
生活習慣こそが、現在の数値に現れているのではないでしょうか?
個人差はありますが、多くの方が10代の後半まで、ご両親と
一緒にご飯を食べていることが多いと思います。
おのずと、食事は似てきます。
その結果、ご家族がよく似た生活習慣となり、同じような
疾患になってしまっていることも少なくないのでは?
これは、まさに「生活習慣病」ではないのでしょうか?
もちろん、症状や数値に異常がある場合は医師の診断と治療が
大切になってくるとは思います。
ただし、お薬を服用して数値が改善改善すれば、今まで通りの
生活を続けてしまうことも多いようです。
そうすると数値の向かう方向は変わりませんから、初めのお薬では
十分な効果が得られず、さらにさらにとなっておられる方も
良く見かけます。
目指すは、お薬を少しでも減らすこと、出来ればがお薬に頼らず
にすごせる「生活習慣」や「漢方などを利用した、体質改善」に
取り組むことも大切であると思いませんか?
漢方では、「3つの養生」が大切と考えています。
1:食養生⇒私たちの体は、日々の食べたものから出来ている。
漢方は、自然界にある植物・動物・鉱物
などから作られています。まさに食養生の
延長線上にあるとも考えられます。
2:動養生⇒運動など、体を動かしましょう。
軽い運動は、血流の改善にも役立つと考えます。
散歩やストレッチなどから取り組みましょう!
3:休 養⇒とにかく、休みましょう!
すい眠はとても大切です。
削るのではなく、しっかりと!
胃腸を休ませましょう!
常に飲食をしていれば、休む暇がありません!
脳だけでなく、消化器も休めてあげて下さい。
思い立ったが吉日、3日坊主でも大丈夫です。またやればいい!
仏教で「七仏通誡偈(しちぶつ つうかいげ)」
という事について教えてもらったことがあります。
とにかく簡単にかくと!
良いことをしなさい!悪いことはするな!など
と記憶しています。
小さな子供でも知っているが、立派な人でも難しい事
簡単なことではあるが・・・・ですね!
一緒にかんばりましょう!!