自己免疫疾患
自己免疫疾患
まずは、免疫とは
免疫とは、「免⇒まぬがれる・免除」と「疫⇒病気や伝染病」
つまり、病気や伝染病から免れるという事になります。
それは、自己と非自己「ガン細胞や細菌・ウイルス等」をしっかりと
見極め、非自己を排除していくことでもあります。
すなわち、自分の体を健康な状態で維持しようとする働きです。
例えば、この働きが衰えてしまえば、毎日数千個できるという
癌細胞を見逃してしまうことになります。この働きが正常に
保たれていれば、毎日このがん細胞を除去していくわけです。
ウイルスや細菌に対しても同様で、免疫の働きが保たれて
いれば、症状が出なかったり、出たとしても比較的早く改善に
向かうということになります。
また、この働きが乱れれば、自己を誤って攻撃してしまいます
から、いわゆる自己免疫疾患「膠原病・リウマチ・バセドウ
(甲状腺機能更新状態)や橋本病(甲状腺機能低下状態など)」に
なってしまいます。
アトピーや花粉症なども、この働きの過剰な乱れになると考えます。
この「免疫の働き」はストレスや睡眠不足などの影響も大きく
受けると言われていいます。
そして、ホルモンや自律神経と互いにバランスをとっていると
考えられています。
自己免疫疾患が、女性に比較的多いのは女性ホルモンが一定の
年齢のところで急激な減少をみせるため、影響しているとも
言われています。
私たちが、健康で何気ない日々を送るためにとても大切な
「免疫力」すごいですね。
各疾患について、知っておきましょう!!
甲状腺ホルモンが高くなると
比較的よくみられる症状
・汗が多い ・疲れやすい ・動機 ・手の震え
・食べているのに痩せてくる などなど
・バセドウ病が疑われる場合「眼球突出」
バセドウ病は、自己免疫疾患と考えられておりその際
TSHレセプターの抗体である、TRAbはじめ
TSAbやTSBAbなどの値が診断に使われている。
甲状腺ホルモンが低くなると
比較的よくみられる症状
・気力の低下 ・疲れやすい ・便秘傾向
・髪の毛が抜ける ・肌が乾燥する ・物忘れが気になる
・食事のわりに太る ・むくみ【顔や手】 ・甲状腺のはれ
橋本病(慢性甲状腺炎)もまた自己免疫疾患と言われており
サイログロブリン(Tg)の抗体とて、TgAb
甲状腺ベルオキシダーゼ(TPO)の抗体、TPOAb
などの値が診断に使われています。
気になる際は、一度甲状腺専門医の診察をうけてみてはいかがでしょうか。
並行して、漢方を取り入れることは良いと思います。