おはようございます。
いつもブログ「お坊さんの1分説法」をお読みいただき
ありがとうございます。
今日は、ここで書かせていただくにふさわしくないかと正直思いつつ、
また完全に私見になりますが、
先日の京都アニメーション放火事件に対する
犠牲者の実名報道について、
個人の意見を少しだけ書かせていただこうかと思います。
一部の遺族が反対をしている中で、
実名報道がなされたことは本当に理解しがたく、
遺族の方がいかに苦しんでいらっしゃるかを想像することもできない
この国のマスコミの在り方に憤りを感じています。
実名報道の意義、ということについても
一部新聞には書かれていましたが、
遺族の苦しみよりも優先されるべきことではないはずです。
百歩譲ってそういう報道をするにしても、
遺族の方の悲しみは簡単に癒えるはずがなく、
時期尚早だと思います。
実名を公開されたことにより、
今後さらにマスコミに追われる遺族だって出てくるかもしれないのです。
すでに大切な人を失って、想像もできない苦しみにある遺族を
心ない取材等でさらに苦しめることになりかねないのです。
それぞれの考え方がある中で、
語弊を生むかもしれない意見を述べることにもなりかねませんが、
今回に限り、思ったことを書かせていただきました。
どうか弱者(今、困っている人)に寄り添う社会であってほしいと思います。