みなさん、おはようございます。
いつも、こうしん堂ブログ「お坊さんの1分説法」
にお目を通してくださり、ありがとうございます。
日々、寒くなってきましたね。
体調崩されていないでしょうか。
今日は、このブログでも何度かはお話させていただいていますが、
繰り返しお伝えしたいことでもありますので、
「和顔愛語(わげんあいご)」ということについて
また書いてみたいと思います。
このことばは、『無量寿経(むりょうじゅきょう)』
というお経に出てきます。
文字通り、和やかな顔で、愛(いつく)しみの語(ことば)を使う
ことをいいます。
日々生活をしていると、当然嫌なこともあります。
けれど、その感情のまま、人とかかわると、
どうしてもそれが相手にも伝わってしまうものです。
もちろん、四六時中、笑顔で優しい言葉を使うというのは
簡単にできることではないですが、
自分の心に余裕がある時だけでも
この和顔愛語を心がけてみてください。
そしてまた、人間とは不思議なもので、
そんなに心に余裕がない時にこそ、
もし和顔愛語ができれば、
あれ、今自分は余裕のある状態なんだ、と
「勘違い」することができます。
自分が困っている時に、人のために行動すると、
(人のために喜んで行動することを仏教では「布施」といいます。)
あれ、自分にはまだ余裕があるかも、と思えるわけです。
社会生活をしていく上で大切なことだと思います「和顔愛語」
について、今日はひとこと書かせていただきました。