おはようございます。
いつもこうしん堂ブログ「お坊さんの1分説法」を
お読みくださりありがとうございます。
大寒(今年は1月20日)も過ぎ、
今が1年で一番寒い時節かと思います。
みなさま体調管理にはお気をつけください。
今年は「仏教の入門講座」のような内容を
何回かに分けて書いてみたいと思っています。
このブログを書きはじめた頃にすこし書いていたかと思うので
重複する内容があるかもしれませんがお許しください。
今日はさっそく第一弾として
「仏教とはなにか」
という、文字にするとすごく難しそうな内容から。
仏教とは
1.「仏(ほとけ)の教え」であり
2.「仏になるための教え」です。
まず(1.)について解説します。
仏とは、「釈迦仏(しゃかぶつ)」。
お釈迦さまです。
お釈迦さまは紀元前5~6世紀ごろ
北インドにお生まれになりました。
本名を「ゴータマ・シッダールタ」といいます。
その人の教えです。
釈迦族(しゃかぞく)という一族の王子であったため
お釈迦さまと言われるようになりました。
また、仏のことを当時のことばで「ブッダ」ともいいます。
ここまでは
「イエスキリストが開いた、キリスト教」というのと
同じ文脈で、
「仏(=ブッダ=お釈迦さま=ゴータマ・シッダールタ)
が開いた、仏教」です。
ここまでが(1.)「仏(ほとけ)の教え」についてです。
そして(2.)「仏になるための教え」
ということですが、
仏教では「仏」になることを目指します。
では「仏」とはなにか。
「仏」とは、悟りに至った状態のことです。
悟りに至るとは
一切の迷いや苦しみから離れ、真理を体得した状態になること
仏になれば、一切の迷いや苦しみがない状態になれるのです。
目指していきたいところです。
仏教では、「一切皆苦(いっさいかいく)」といい、
この世のすべては苦しみだとまで言い切るので
その苦しみからはなれることができるのは
究極の目標となるわけです。
その究極の目標「仏」になるために
こんな方法がある、
こんなことをしてみなさい
といった、色々な教えが「仏教」
つまり、(2.)「仏になるための教え」です。
では、どういったことをすればいいのでしょうか。
その中身については
次回以降、かいていきたいと思います。