今年もお盆が終わりました。
このブログではめずらしく、所感を書かせていただこうと思います。
今年は全国的に天候がわるく、
雨の降り続くお盆となりました。
棚経(たなぎょう)といい、各お檀家さんを回らせていただく行事については
毎年、酷暑のなかを歩いて回るので
そういった意味では、例年より涼しくなり
ありがたい雨でありましたが、
やはり雨の中を回らせていただくのは、法衣は濡れますし
それなりに大変でした。
毎年、お盆が終わるとぐったりとするのですが
その中に、今年も一年やり切ったなという思いがあります。
どうやら、一年で最も忙しい時期なので
自分の中でお盆の時期が一つの区切りになっているようです。
お盆のおまいり(主に棚経)をさせていただいていても感じるのですが
この1年で、ペットロスを抱えていらっしゃる方に多くお会いしました。
コロナ禍で外出できず友人や親類たちにあまり会えないことに加え
そうでなくても独居の方が増えており
ペットが唯一の話し相手という方もおられます。
そういった方にとって、ペットは子どものような存在であり
家族の一員であるといえます。
そのペットが亡くなった場合の「ペットロス」については
まだまだ理解が進んでいない場合や地域も多いように感じます。
理解や支援が広がるのを願うとともに
私たち僧侶にとっても考えさせられる問題であると思います。
先にも書きましたが、どうもお盆が終わると
1年が終わったような感覚になるのですが
もうすぐ秋のお彼岸です。
引き続き、日々精進していきたいと思います。