よいお年をお迎えください
カテゴリ : [月]管理栄養士の食事ノート
いつも「管理栄養士の食事ノート」をお読みくださり、どうもありがとうございます。
今年最後の更新となりました。
今年も、食べることについて色々なことを感じ、そして考えてきました。
そのようなことを思いのままに書かせていただきましたが、少しでも読んで下さっている方のお役に立つことがあったならいいなぁと思っています。
来年も食べることについて真剣に向き合い、学び、成長したいと思っています。
そして、楽しく「管理栄養士の食事ノート」を更新していきたいと思っています。
未熟な文章で読みづらいところも多々あると思いますが、来年もお付き合いいただけると嬉しく思います。
一年間どうもありがとうございました。
そして、来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
皆様、よいお年をお迎えください(^^)
2017-12-25 08:00:00
変わっていくものと変わらないもの
カテゴリ : [金]ホメオパシースペース 「Clear Sky」
いつもこうしん堂スタッフブログ ホメオパシースペースClear Skyを
お読み頂きありがとうございます。
木曜日に、新しいレジに入れ替えをして、金曜日から稼働しています。
慣れないため、ドキドキしながら会計を行っている私です(^^;
12月初めは、相談席と周辺部分を新しくして、今回はレジ!
こうしん堂をスタートさせたときと比べたら
いろいろなことが少しずつ変化してきています。
こうしん堂を立ち上げてから、たくさん変わったことがあるなあと
実感すると同時に
私たちは何も変わっていない・・・という気持ちがふと浮かびました。
時間の流れで、多くのことが変化しているのに
自分たちは変化した意識が全くない。
ただただ、流れに乗ってきたという感じでしょうか。
きっと、多くのものが変化する中で
変わらないものはずーっと変わらず存在している
それはきっととても大事なものなんだろうと思うんです。
初心の気持ちでもあり
私たち自身でもある
流れの中で少しずつ変わっていくかもしれませんが
根本にある不変のものを忘れないように
自分たちの意識も保っていきたいと思います。
2017-12-23 13:00:42
もったいない
カテゴリ : [火]お坊さんの1分説法
おはようございます。
いつもブログ「お坊さんの1分説法」を
お読みいただき、ありがとうございます。
早いもので、もう2017年も年の瀬がすぐそこに。
今日は、よく聞く話かもしれませんが、
「もったいない」ということについて。
「もったいない」とは漢字で書くと
「勿体無い」となります。
ここで、「勿体(もったい)」とは、
「世の中すべてのものはつながって意味を成している」
という意味の仏教語です。
つまり「もったいない」とは、
そのものが、「世の中につながる存在意義をないがしろにしている、
また、活かせていないこと」を言います。
世の中のものはつながり合ってできているのに、
そのつながりをないがしろにしてしまう行為、
たとえば、まだ使えるものを捨ててしまったり、
価値のあるものを無駄にしてしまうようなこと。
それを「もったいない」というのです。
年の瀬といえば大そうじの時期です。
今、断捨離(だんしゃり)が流行っていて
そのこと自体は私も好きなのですが、
断捨離をする中にも、
「勿体無い」ことにならないように、
できる限り、有限な資源を「活かす」方法を
考えていきたいものです。
2017-12-19 07:39:45
葛湯で温まる
カテゴリ : [月]管理栄養士の食事ノート
いつも「管理栄養士の食事ノート」をお読みくださり、どうもありがとうございます。
先週はとても寒かったですね。
寒いときには温かい飲み物が飲みたくなります。
私は葛湯が好きでよく飲んでいます。
味も自分好みで、お気に入りの材料だけを使った葛湯を作っています。
葛粉大さじ1/2、てんさい糖小さじ2、金時しょうが粉を少々、水100mlを
すべて混ぜ、小さいお鍋に入れて弱火にかけます。
透明になりとろみが出たら出来上がり。
私が子どもの頃、母がよく片栗粉に砂糖を入れてお湯で溶かしとろみをつけたものを作っていました。
本葛粉は値段が高いから、同じでんぷんだから片栗粉でも良いのでは?と以前は思ったこともありました。
専門ではないので詳しくはありませんが、
馬鈴薯でんぷんはマクロビオティックでは陰性で身体を冷やすと言われています(葛粉は陽性より中庸)。
どうせなら、身体を温めてくれるほうを摂りたいと思いました。
金時ショウガも身体を温めてくれ、ほんのり良い香りがし、葛湯が美味しくなります。
市販のお湯に溶かすだけで出来る葛湯のもとの中には、お砂糖がたくさん入っていたり、葛粉だけではなく、馬鈴薯でんぷんが含まれていたりするものもありますので、材料にこだわりたいかたはぜひ、手作りをオススメします。
本葛粉は値段が高いですが、一回に使う量は少しずつですので、意外とお安くなります。
葛も馬鈴薯も同じでんぷんで栄養素やエネルギーだけでみると仲間なんですが、植物が違えば持っている力は変わります。
栄養指導では時おり、食べ物をグループ分けして、グループ内は交換可能という方法をとります。
例えば緑黄色野菜で、ほうれん草が食べられなくても人参を食べれば似たビタミンが摂れるとか、
ごはん〇〇gとパン〇〇gはエネルギーが一緒とか。
これは栄養素やエネルギーのみを焦点として考えたい場合は有効な手段ですが、
食べ物となってくれている命にはみんな違った個性があることを忘れて置き換えばかりしてしまうと、逆にバランスを崩した食事となってしまうので注意が必要です。
人間と一緒で、たとえ似ているところがあってもみんな違った個性がある、ということを忘れないようにしたいと思っています。
ちなみに本葛粉は整腸作用があり、お肉の食べ過ぎなどで子どもが下痢をした時には、すりおろしたりんごを葛とじにしてお手当として使うそうです。
葛粉は色々な使い道がありますので、常備しておいてもよさそうですね。
2017-12-18 08:00:00
植物は嗅いでいる!?
カテゴリ : [金]ホメオパシースペース 「Clear Sky」
いつもこうしん堂スタッフブログ ホメオパシースペースClear Skyを
お読み頂きありがとうございます。
先日、ご紹介した本
植物たちはそこまで知っている
感覚に満ちた世界に生きる植物たち
ダニエル・チャモヴィッツ著 河出書房新社
その中から私が一番興味深いと思った項目
「植物は嗅いでいる」を読みまして
やはり面白かったので、少し書いてみたいと思います。
植物が移動できないために
虫に葉を食われたりして生命危機を感じたときや
自身の果実が熟れたときなど
匂いを発して周囲に知らせているのだそうです。
かたく熟していないキウイをリンゴと一緒の袋に入れておくと
完熟が早まることを知っている人は多いと思いますが
リンゴの周囲にエチレンが放出されていてそれに反応するために
熟すとのこと。
全ての果実はエチレン様の有機化合物を放出していることが
その後の研究でわかっているそうです。
ただ、そのようなエチレン信号は食べる人間のために進化したのではなく
植物自身が干ばつや外傷などの周囲から受けるストレスに対応するための
調整剤として発達されてきたとのことです。
またサリチル酸は現在も使用される解熱鎮痛剤のもとになっている成分ですが
どんな植物にも多かれ少なかれサリチル酸を産出していて
免疫系を強化するための防御ホルモンとして利用されているようです。
自分の葉が虫に食べられたり
最近に感染したりすると
サリチル酸やサリチル酸メチルを放出して
自らを癒すのと同時に、周囲に匂いが漂うことで
それを他の葉や枝などが感知して、サリチル酸などを産生していくようです。
植物は揮発性物質を検知して、それを生理的信号に変換している
これは嗅覚と言えるだろう・・・
このように書かれています。
植物に鼻と言える部分がないのですが
このような形で物質を感じ、自らを守るすべを得ているんですね。
とても面白く興味深いです。
内容を抽出してまとめて書いたので
少しわかりにくい部分があるかもしれません。
すいませんm(__)m
興味のある方はぜひ本をお読み下さい。
2017-12-15 17:02:58