いつもこうしん堂スタッフブログ「漢方・薬膳こばなし」を
お読み頂きありがとうございます。
先週は、お休みを頂きましたが今週も「春の養生」について
書かせて頂きたいと思います。
春が五臓の「肝」と関係が深いことは何度も書かせて頂いて
おりますが、肝の働きには、「血を蔵する」という働きがあり
簡単にいうと、質の良い血が、体や精神を滋養すると考えられて
います。
そしてもう一つ大切なのは「風」と関係が深いと考えられて
います。
「風邪:ふうじゃ」とよみますが、春はこの風邪の影響が
大きいです。
風は、突然現れては消えたりかき乱すイメージを持つことが
できますが、もちろん漢方でもこれをイメージしています。
例えばめまいが来たり、血圧が変動したり、筋肉がピクピク
したり、皮膚が痒くなったりということがイメージとして
結びつけられています。
特にこの季節、フワフワするようなめまいのご相談や
眼の周りの筋肉がピクピクするなどの症状をお話下さる方が
多くいらっしゃいます。
実際、漢方薬でも「風邪」を除く処方の出番が多くなります。
私たちは、文明の変化の中でこのような自然の流れを感じ
にくくなっているのが現状です。
しかし、自然界は確実にこの自然の摂理にしたがいリズムを
とっています。この季節だから、現れやすい症状はあるのですが
そのようなことが起こらないに越したことはないのです。
そのためには、季節の養生をしっかりと続けていき次の
季節も気持ちよく過ごせるように自然の流れにそっていくことを
頭の片隅にでものこしておいてください。
それでも、気になる症状は出ることがあります。
その時に、なぜこのようになっているのかを考えそして対応し
養生していくことが大切です。
その道しるべに、東洋医学の考え方はとても役にたつと
思っています。
そして、気になる症状がございましたら一度こうしん堂に
ご相談頂くことも考えてみて下さい。
また、春のこの時期といえば、アレルギー性鼻炎・花粉症の
時期でもあります。
毎年のことですが、来週はまた、このアレルギー症状や鼻炎
花粉症についてお話できればと考えています。
それでは、今週はここまで
また、水曜日に・・・・