本日も「管理栄養士の食事ノート」をのぞいてくださり、どうもありがとうございます。
料理研究家の土井善晴先生が提唱する「一汁一菜の食事」についての記事をインターネットで読みました。
とても良い内容だと思いましたので簡単に紹介したいと思います。
土井先生は「一汁一菜」について昨年出版もされています。
日々の食事は一汁一菜でよいということですが、これは健康でいるために受け継がれてきた伝統的な和食の型です。
和食と言えば「一汁三菜」を多くの人が思い浮かべると思います。
一日に30品目摂ることを目指したり、主菜、副菜などおかずを充実させるのが理想と考えて毎日頭を悩ませる人はたくさんいると思います。
有名な話でもありますが、そもそも一日30品目や一汁三菜という考え方は、戦後アメリカから輸入された栄養学に基づくもので、和食の伝統的スタイルではありません。
日本人の背が小さいことは栄養が足りていないから、、、などと理由づけされたようです。
そして、グルメブームやSNSの普及によって、他人の「盛った」食卓を目にする機会も多くなりました。
土井先生はそれを「ハレ(特別な日)」と「ケ(日常)」の混同だと言います。
「料理に手をかけること」=「愛情の表れ」と誤解しているケースも少なくありません。
家庭料理は食べると安心できる家族の心のよりどころです。
一汁一菜は決して手抜き料理ではなくて家族の健康を守るために受け継がれてきた伝統です。
そして土井先生は、減塩の敵のように思われがちなお味噌汁についても、
「発酵食品のみそには塩分を排出する働きや、整腸作用や殺菌作用など多くの健康作用がある。具だくさんの味噌汁は心身の健康を維持し、育むために必要な栄養素を十分にとることができる。」と紹介されています。
(みそは極端に安いもの、質の悪い材料のものはおススメ出来ません。)
・・・いかがでしょうか。
私はこの記事を読んで気持ちがすーっと軽くなりました。
私自身、ほぼ毎日お味噌汁と簡単な炒めものや煮物の一汁一菜生活だったからです。
小さい息子がぐずる中で、不器用な私にはステキ料理は出来ませんでした。
料理に手をかけること=愛情 の呪縛は恐ろしいものです。
きっと苦しんでいるのは私だけでは無いと思います。
SNSや雑誌などを見て、自分と比べて落ち込んでしまわれる方、
私と同じように地味なご飯しかできない、と罪悪感を持たれている方、
堂々と家族の健康を守るために一汁一菜生活を始めてみませんか?
決して手抜きではなく、「家族の健康を守るために!」です。
次回は管理栄養士の視点から、一汁一菜の献立のポイントをお話ししたいと思います。