いつもこうしん堂スタッフブログ「漢方・薬膳こばなし」を
お読み頂きありがとうございます。
先週書き込ませて頂いたあと、この一週間で
お二人のご妊娠の報告を頂きました。しっかりとこの後の
体調管理などにお役に立てるように頑張って行きたいと思います。
ちょうどその前の週に、勉強会にて「不妊と漢方」について
研修をうけてまいりました。なので今週は、冷え症と絡めて
書き込みさせて頂きます。
このブログをお読み頂いておりますお客様、そしてご家族様・
ご友人でお役に立てることがございました。ご相談下さい。
そして、生理不順や生理痛・整理周期にともなうお悩み・
更年期のお悩みにつきましても、ぜひこうしん堂をご活用下さい。
本日は生理トラブルや、子宝を望まれるお客様にとって
とても大切な冷えについて、少しご説明させて頂きたいと思います。
漢方で「冷え」を考えるとき、他の疾患と同様「証」をみて
ご提案する必要がございますが、
その中で、いくつかの「証」について触れてみたいと思います。
こんな話は良く効くでしょう!
「血流が悪くて冷えている」
これは、漢方的に説明すると、やはり「お血」という言葉になります。
このお血は、どのようにしておこってしまうのでしょうか?
まず一つに「血虚」といって「血」の力が十分でない状態
と考えるとよいと思います。決して貧血とイコールではないですので
お間違いのないようにして下さい。
この血虚の状態になると巡るべきものが少ないわけですから
おのずと血流も悪くなります。もちろん栄養状態のよい「血」とも
言えないので、冷えてくるのです。
2つ目には、ストレスが関係することもあります。「気滞」といって
気の巡りが良くない状態ですので、血液をおし進めていく力が、
巡っていないので「血」も巡らないようになってきます。
3つ目に、寒さによって血流を悪くしてしまうこともあります。
寒さで、川が凍ることによって流れがとまるかの如く流がわるく
なってしまい「寒凝お血」といって
寒さからくる血流の悪さを表す言葉もあり、よく見かけられます。
その他にも「お血」につながる原因はあるのですが、
体質チェックのところで一度セルフチェックすることで
参考になればと思います。
さらに、冷えの原因として温める力の弱さとして「陽虚」もありますし
水分の代謝の悪さから、水の滞りが出来てしまう「水滞」が
冷えにつながることもございます。
いつも、書かせて頂くことですが、この中の一つのことが
原因になるのではなく、複雑に絡み合って起こることが多いので
やはり、しっかりとご相談して頂きながら体質改善をされることを
おすすめ致します。
それでは、今週はここまで、来週も冷えについて続けて書き込み
たいとおもっておりますので
また、来週水曜日に・・・・