おはようございます。
いつもブログ「お坊さんの1分説法」をお読みいただき
ありがとうございます。
今日は、「命日(めいにち)」ということについて書きます。
「命日」とは、
辞書で調べると、
「故人が亡くなった日にあたる、毎月または
毎年のその日。忌日(きにち)。」
と出てきます。
月で考えるか年で考えるかは置いておいて、
「故人が亡くなった日」のことですが、
「命日」というものは、
故人が近しい人であればあるほど、
最後にのこしてくれた「教え」の一つであると思っています。
それは、「人間、いつ死ぬかわからんぞ。」ということ。
つまり「毎日を大切に過ごせよ。」ということだと思います。
これを読んでくださっているあなたにとっての
近しい故人の命日には、ぜひ
「あの人が向こうの世界に行ってから、もう○年になるなあ、
もう○年半になるなあ。」
その期間、「私はどう過ごしてきたかな。」と
かえりみる、振り返る時間をとってみてください。
前回書かせていただいた「きこりと旅人」の話にも
つながりますが、
毎日の忙しさにまみれて、
なかなか自分自身を振り返る時間というものはとりにくいものだと思います。
しかし、あなたにとっての大事な方がのこしてくれた
最後の教えの一つである、その方の「命日」には、
少しでもいいので時間をとって、
毎日を一生懸命生きられているか、振り返ってみては
いかがでしょうか。