最近、素敵な本に出合いましたので、こちらで紹介させていただきます。
「こどもキッチン、はじまります。~2歳からのとっておき台所しごと~」
こどもキッチン主宰 石井由紀子 著 はまさきはるこ 絵
(発行所 太郎次郎社エディタス)
我が家の息子は最近台所しごとに興味深々です。
うちだけではなく、小さい子って台所が好きですよね。
台所にはたたいたり、つぶしたり、むいたり、混ぜたり、ちぎったり、、、小さい子の好きそうな動きがいっぱいです。大好きなお水もたくさん使います。
見たり、聞いたり、匂いをかいだり、味わったり、五感もフルに使います。
本には、、、
「自分を成長させてくれる魅力的な場所、それが子どもにとっての台所。
みずから成長したくてしかたのない子どもたちが台所にやってくる理由です、」
と書かれています。
たたく、つぶす、など作業によりレシピがわかれています。
小さい子向けの包丁や火を使わないレシピもあります。
大人が見守るコツ、手助けする作業、安全面など、簡単にわかりやすく説明されています。
子どもが自分でやらないで「見ている」ことを選んでもOK。
失敗も大歓迎。ゴールは作った料理を提供することではありません。
とにかく、やってみよう!やりたい!と身体がうずく本です。
少し話は脱線しますが、
先日、黒柳徹子さんの番組「徹子の部屋」で、家庭料理研究家の土井善晴さんが出演していました。
土井先生と言えば、こちらのブログでも著書「一汁一菜でよいという提案」を紹介させていただきました。
番組では徹子さんにお味噌汁を作ってふるまうのですが、それがとても斬新(?)でした。
まな板も使わず、具材の小さな包丁で野菜やキノコなどを切ったり、手でちぎったり。いりこもそのままお鍋へ入れます。
そして五分ほどぐつぐつ煮て、最後に卵を放り込んでいました。ワイルドです。。お世辞にもテレビ映えして美しいとは言えません。。
ですが、徹子さんはそれがすごくおいしかったそうです。
土井先生は、小学校低学年の子でも作れるよ、と。
お味噌汁とごはんを用意することが出来れば、極端な話、日本中の人が自分の食べるものをみんな自分でなんとかすることが出来るようになるんです、と。
現代はとにかく「ハレ」を追い求める風潮が強いですが、繰り返される日常のくらしのリズムの中で子どもの生きる力が作られていきます。
自分の暮らしやからだを守るちからは、自分のことを大切にする力にもつながると思います。
派手なものは何もありません、でも、
繰り返される日常の台所には、大切なことがたくさんつまっている、と教えてくれる本だと思います。
絵もとてもかわいい本でした。