冷え性について
カテゴリ : [水]漢方・薬膳こばなし
いつも、こうしん堂スタッフブログ「漢方・薬膳こばなし」を
お読み頂き、ありがとう御座います。
最近は、不妊や子宝、そしてアトピーや喘息などの
症状について、漢方的な考え方などをお話させて
頂きましたが、今回は「冷え」について少しお話したいと
思います。
自覚の有無はあるかと思いますが、とても多い
ご相談です。
さまざまな原因により現れる可能性があるこの
「冷え性」ですが、今回は「血」につてお話させて
いただきます。
漢方では、気・血・水「津液」などといってよく
耳にします。
漢方的な考えなので、その様に感じてお読み
いただければと思います。
「血」のトラブルとして、「血虚」や「お血」という
言葉はご存知でしょうか?
こまかなことは、さておき簡単にいうと
「血虚」は、「血」の不足です。
漢方における「血」は、全身に栄養を与えたり
精神活動の中心的なものになるので、このような
方は、冷え性とともに「体質チェック」に出てくる
ような症状も出てきますので、「体質チェック」ページ
を確認してみて下さい。
これは、血液本来の機能が果たせず
良い血が行き届かないので。温まらないことになります。
それによって「冷え」症状が出てくるのです。
また「お血」は、簡単にいうと血流が良くない状態と
考えるとよいと思います。
血流が良くないと隅々まで必要なものが届きませんので
「冷え性」になりやすいと考えられています。
冷えのぼせなどは、このような時に見られやすい
症状ですが、こちらも「体質チェック」によく見られる
症状を書かせて頂いていますので是非ご確認下さい。
もちろん、「血虚・お血」という風に同時に見られる
こともあります。
このように、「血」だけをとってもさまざまな「冷え」を感じる
原因になることがあります。
身体からのサインは是非見逃さないようにしましょう。
そして、先日までお話した、アトピーや子宝を望まれて
いるかたや不妊治療で頑張っておられる方には、
とても「血」は大切です。是非食生活を含め、
また漢方なども利用して体質改善をはかり。
健康なお身体づくりを意識して養生してください。
それでは、今週はここまで・・・・
来週も、冷え性についてもう少しお話させてください。
本日はいつもより更新がおくれてしまい申し訳
ございませんでした。
2014-09-24 14:00:00
アトピー ・ 喘息 3
カテゴリ : [水]漢方・薬膳こばなし
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お読みくださりありがとうございます。
先週の予告の通り、アトピーについて再度付け加えて
いきたいと思います。
前回のおはなしは、どうして大人になるとアトピーが再度
悪化したりするのかについてですが、ひとつの理由として
「ストレス」は大きな影響を与えると思います。
先日は、「脾」と「肺」についての関係を書き込ませて頂き
ました。その中で「脾」の大切を書かせて頂きましたが、
この「脾」を抑制する関係にあるのが、「肝」です。
「肝」は自律神経と関係が深いので「ストレス」の影響を
受けやすいです。そうすると「肝」の抑制効果が強くなり
「脾」の機能が低下することが考えられます。
そうすると、先週のお話につながりますが、「肺」が
生まれにくくなると考えることができます。
また、「肝」は本来「肺」によって抑制されますが、「肺」
の機能が低下していると、かえって「肝」の影響をうけて
しまうこともあるとも言われています。
どちらにしましても、「ストレス」が大きな影響を与える
ことは、漢方の五臓の関係からも伺えるのです。
「肺」は、皮膚の機能でもあり、呼吸器としての機能
でもあるので、喘息などもやはりストレスも関係する
ことは想像できると思います。
よく使われる「ストレス」ですが、「心身一如」という
言葉もあるように、軽視はできないと思います。
ということで、今回はここまでさせて頂きます。
最後に先日参加した、「子宝カウンセラーの会」の
研修会で、
「卵子老化の真実」の著者:河合蘭先生と
記念写真をとってきましたので、のせちゃいます。
今回も、子宝を望まれるかたや不妊治療で
頑張っておられるかたのご相談にとても役立つ
お話を聞くことができました。
今後の、子宝相談や不妊治療相談に役立てて
いきたいと思います。
それでは、また来週水曜日に・・・・
2014-09-17 10:00:00
アトピー ・ 喘息 2
カテゴリ : [水]漢方・薬膳こばなし
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お読み頂きありがとうございます。
本日のブログ更新がとてもとても遅れてしまい申し訳
ございません。
ということで、早速本題に入らせて頂きたいと思います。
前回に引き続き「アトピー」「喘息」についてこばなし
させて頂きます。前回の予告の通り、五臓のつながりに
ついてです。
五臓では「肺」が、アトピーや喘息ととても関係が深い
ことを前回お話しました、
この肺を生みだす関係にある五臓は、「脾」
となります。消化機能がこの「脾」の働きと考えて頂ければ
よいと思います。
絶対的なことではないのですが、子供のころから
アトピーや喘息を患っておられる場合、消化機能に
トラブルがあるということは、決して珍しいことではないと
思います。
これは、先ほどの関係(相生関係)からくることになります。
裏を返すと、アトピーや喘息のかたは「脾」である消化機能を
大切にすることで症状を軽減していくこともおすすめ
出来るのです。
ただし、消化機能は成長とともに充実し大きくなると
アトピーや喘息が軽減することも良く見かけることです。
では、大人になって再度症状が悪くなるのはどうしてか?
については、次回またこばなしさせて頂きます。
更新がおくれた上に、少し短めですがこの辺で今週は
終わらせて頂きます。
それでは、また来週水曜日に・・・・
本当に、本日は更新が遅れ申しわけござ会いません
でした。
2014-09-10 23:00:00
アトピーや喘息 : 秋の養生
カテゴリ : [水]漢方・薬膳こばなし
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お読みいただきありがとうございます。
本日は、先週より予定しておりました。「アトピー・喘息」
について書かせて頂きます。
その前に先日、薬日本堂さんの「漢方入門セミナー」で
ご質問頂きました件について、ブログでお答えするお約束を
しておりましたので、まずはそこからいきたいと思います。
ご質問頂きましたのは、「わさび」と「からし」の薬膳的捕え方
でした。
まずは「わさび」ですが、胃腸の冷えの予防や食欲増進
殺菌などの効果が期待されています。
「解魚毒」とも書かれていますので、刺身やお寿司などに
使用されるのは、古くからの知恵ともいえます。
そして「からし」ですが、こちらも殺菌効果や食欲増進の
効果などがあるとされています。
セミナーにご参加頂きました皆様にご納得頂けるお答えに
なりましたでしょうか?お役に立てれば幸いです。
それでは、本題の「アトピー」について少しお話させて
頂きます。
「秋」は、五臓では「肺」になります。
肺は、外気にふれるところですので、呼吸器や皮膚と
考えるとよいと思います。
ですので、この季節は皮膚の症状に大きな影響を
与える可能性があると考えられております。
実際、秋は「アトピー」や「喘息」の症状に変化が多く
ご相談いただくケースも多いです。
ですので、もともと「アトピー」や「喘息」を患って
おられる方はとても注意が必要です。
そのためにも実は夏の養生が秋の健康にとても
大切ではあるのですが・・・・
とにかく、「アトピー」や「喘息」のかたは注意が必要
ということです。
そして、「秋」の「五悪」といって、注意が必要な自然の
邪気は、「燥」になりますので、これからの乾燥に十分
注意してください。
来週は、この肺と関係の深い「五臓」にふれながら
対策や、養生についてお話できればと思います。
少し短めですが、本日はここまでにさせて頂きます。
では、また来週水曜日に・・・・
2014-09-03 08:00:53
男性不妊症 2
カテゴリ : [水]漢方・薬膳こばなし
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お読み頂きありがとうございます。
先週に引き続き、男性の不妊症について少し付け加えて
いきたいとおもいます。
前回は、腎陽について少しお話させて頂きましたが、
今回は、「気」のトラブルがどのように影響するかに
ついて書かせて頂きたいとおもいます。
男性不妊では、精子の運動率がよいとか悪いとか
聞くことがよくあります。
このときに、お身体が疲れていたりすると
次の世代を作り出す精子も元気がなくなると考える
ことができます。
そのためこの「気」を助けることができる
漢方を服用すると、運動率が上がることをよくめに
します。
そして、もうひとつ大切な「気」は、気持ちの問題です。
簡単にいうと、ストレスが多いと精子の状態に影響
するので、前回のこばなしを含め一緒に考えていくように
私は、相談で心がけています。
ですので、雰囲気のちがうところで検査をすると
結果が違うなどということは、よく耳にします。
これは、女性でも同様で環境の変化でよい結果に
つながることもあるのです。
お子様を授かりにくいことは、病というのは抵抗が
ありますが、昔から
〇〇〇は、「気」からといいます。
この場合の「気」は気持ちのことだけでなく、以前
ブログで紹介した、漢方的「気」を思い返して頂くと
とても理解しやすいのではと考えます。
それでは、今週はここまで
また機会をみて、同様のテーマでこばなしできればと
思います。
来週からは、これから秋にむけてトラブルの多い
アトピーや、喘息について考えております。
それではまた、水曜日に・・・・
2014-08-27 08:00:00