産まれてからしばらくすると、ぽつぽつと赤ちゃんに湿疹が出ることがよくあります。
始めの頃の赤い湿疹は膿痂疹といって、ほとんどの赤ちゃんに見られるし、すぐに良くなります。
ただ、1か月ぐらいから出る、油が浮いたような湿疹があって、
こういう湿疹がでたら、多くのお母さんはとても心配することと思います。
原因も知りたくなるし、どうにかして良くしたいと思うものです。
湿疹の出る部位で食べ物の影響もあるようです。妊娠中に食べたものが出ることもあるし、授乳中のお母さんが食べたものが影響することもあります。
遺伝的に肌の敏感な赤ちゃんもいるし、ミルクの子はそのミルクが合わないこともあります。
それから、お母さんが気にしすぎると、ちょっとしか出てない湿疹が異常にひどく見えてしまうこともあって、そのストレスが赤ちゃんに伝わって余計出ることもあります。
湿疹は体の中に自分には合っていないものがあるために出ることもあれば、
精神的にたまっているものを出せなくて出ることもあります。なので、泣いたらすぐあやしたり、たて抱きにして泣き止ますのではなくて、泣きたいことがあるんだねと少し泣くのに付き合ってあげたりするだけで、湿疹が治ってしまう子もいます。
湿疹が出ることは、決して悪いことではなくて、なにかのサインを出してくれているので、しっかり観察して、対応できることはやって、あまり気にせず、決して何かを責めたりせずに、
いらないものが出て良かったね、どんどん良くなるよ、どんどん元気になるからねと赤ちゃんに声をかけてあげてくださいね。
そういうことで、お母さんの気持ちも楽になって、あまり湿疹が気にならなくなったら気づいたら治ってたっていうこともよくあります。
湿疹は早くに治そうとせず、しばらく付き合ってみようぐらいの気持ちの方が良いと思います。成長と共に湿疹が軽減することもよくあるからです。