みなさん、おはようございます。
いつも、こうしん堂ブログ「お坊さんの1分説法」
にお目を通してくださり、ありがとうございます。
今日はこんなことばを紹介します。
「雑毒の善(ぞうどくのぜん)」
私は専門ではないのですが、浄土真宗を開宗された
親鸞(しんらん)聖人のことばとされています。
「毒」とは煩悩のことです。
仏教では、善行、よいことを勧めますが、
煩悩にまみれた善行では価値がないということです。
人間がよいことをする背景には、煩悩があることが多い
という点を親鸞聖人は指摘されているのだと思います。
上司のためにあることをする。
その裏には気に入られたいという煩悩がある。
友達のためにあることをする。
気が利くな、と思われたいという煩悩がある。
そこまでわかりやすい例でなくても、
人のためにあることをする、と自分では思っていても
「ありがとう」と言われたい、感謝されたい、
自分を評価してほしい、という気持ちは
どうしても生じてしまいがちです。
あることをしたのに、相手が当たり前の顔をしていれば
かえって腹が立つことだってあるでしょう。
腹が立つということは
やはり、見返りを期待しているのです。
本当の「善」とは、見返りを求めない行いであることです。
なかなか自分自身もできないですが、
ぜひ知っておいていただければと思います。