長らく「管理栄養士の食事ノート」をお休みさせていただき、申し訳ありませんでした。
また今週からブログを再開させていただくことになりましたので、どうぞよろしくお願いいたします!
私事ですが、昨年12月に出産して、息子が誕生しました。
もともと体力があるほうではない上に高齢出産でして、
妊娠中も出産後もなかなか身体の調子が整わず苦労しました。
そんな中で感じた食事のことや栄養のことなど今後いろいろとお話ししたいなあと思っています。
身体を作るうえで食べ物はとても大切。
ですが食べ物だけではどうにもならない体調の変化や不調に苦しめられ、日々の食事を調整することと合わせて心や身体からの調整も不可欠なことを改めて思い知らされました。
産後は実母が他界しているために、自宅にすぐ戻り、夫に家事のお手伝いをお願いしました。
貧血が続き、洗いもの一つもつらい状態だったために、食事はお惣菜や宅配弁当。
産前は出来るだけ新鮮な旬の素材を使った手作りのお料理を・・・と楽しんで頑張っていた私ですが、食生活が一変しました。
そして普段心がけていたことが出来なくなることに、少なからずストレスを感じてしまいました。
ですが食べないと身体はもたないし・・・
そんな中、夫が手作りのお味噌汁を朝に用意してくれるようになりました。
一品でも温かい手作りのお料理がいただけると、心に温かい火がともったようにホッとしました。
そして少しずつ動けるようになったら自分の好みの具材でお味噌汁だけは作り、あとは出来合いのものにしました。
最初は、管理栄養士というプライドもあって正直苦しみました。
しんどくても体調にあったものをうまく工夫して時短で料理できるはず・・・と。
でも現実は体力もなく、気力もわきませんでした。
ですがこのお味噌汁をきっかけに、わたしのこだわりは、「完璧に体に合った手作りのものを食べる」ことから「朝ごはんだけは手作りのあったかいお味噌汁とごはんをいただくこと」に変わっていきました。
そしてその一点だけでも出来た自分をほめること。
現状に合わせてこだわりを持つ部分を変えたことで、気持ちがとても楽になりました。
きっかけをくれた主人にもとても感謝しています。
息子が4か月になった今も料理は手のかからないものばかりです。
出来ることを頑張った自分をほめて自己満足しながら、
手をかけずにいかに美味しく身体に合ったものを作れるか挑戦したいなと思う毎日です。
再開初日からまた少し長くなってしまいましたが、
今後とも月曜日の「管理栄養士の食事ノート」をよろしくお願いいたします(^^)