2週間、お産の付き添いでお休みさせていただきました。
ここ最近の傾向なのか、赤ちゃんが予定日を過ぎてもなかなか産まれないことが続きました。
私が働いているのは助産院なので、41週を過ぎたら病院に行って陣痛を起こすように誘発剤を使うことになっていて、助産院では産めなくなってしまいます。
なのでなんとか、41週までに陣痛が起きるように色々働きかけます。
陣痛はお母さんの体の準備が出来て、赤ちゃんが産まれようと思って、お互いの呼吸が合った時に起きるのですが、
お母さんの体が緊張して固かったり、気持ちに必要以上に不安や怖さを持っていると起きないし、
赤ちゃんも居心地がいいお腹から出る決心がいるようです。
また、この日に産まれたいと思っていることもあるだろうし、
産まれておいでって言われないから、まだ出ないとか色々赤ちゃんも感じているようです。
先日のお産の人は、お母さんの体の準備がまだだったので、整体を受けたり、歩いたり、スクワットしたり、ホメオパシーやアロマや光線治療器やリフレクソロジーやマッサージ、ひまし油など、ありとあらゆることをやりました。
そしてお母さんの日々我慢していることや、頑張っていることを手放して、自分の気持ちを大切にして、リラックスしてもらうことも促しました。
赤ちゃんも、まだ産まれなくていいと思ってたので、お腹にお話しして、みんな待ってるから出てきてねと励まし続け、赤ちゃんと、お母さんの持っている力を信頼して付き添いました。
そして、その日の朝まで産まれなかったら病院という日の朝に、無事元気に産まれてきてくれたのでした。
今までの経験ではここまでやったことがあるけど、それでも上手くいかない場合、それ以外の方法も色々やってみたりする中、
過去は記憶の中にあるだけで、
未来は色々な世界が広がっているパラレルワールドになっていると聞きます。
今ここで何を選ぶかで、未来は変わっていくのだから、
付き添いながら、今かかわっているお産が無事に産まれてくることを選んだ結果、奇跡が起きたお産でした。
日常においても、未来をどうしていきたいかは、今ここで選ぶことでどんどん見ていく世界は変わっていくと思うので、過去を後悔したり、未来を不安に思ったりせず、今ここを味わうように日々過ごしていきたいですね。