何を食べるか、どう食べるか
カテゴリ : [月]管理栄養士の食事ノート
今週も「管理栄養士の食事ノート」をのぞいてくださり、ありがとうございます(^^)
今回は「何を食べるか・どう食べるか」・・・当たり前のことばかりですが振り返ってみたいと思います。
食事の健康法についてはたくさんの情報が流れています。
テレビなどでは「何を食べるか」に重点を置いていることが多いように感じますが、食事について考える時には「どう食べるか」と「何を食べるか」の両面から考えてほしいと思います。
「どう食べるか」・・・たとえば・・・
規則正しい時間に食べていますか?
朝食欠食をしたり、夜遅い食事は無駄な脂肪をためやすくなります。
夜遅く食事したからといって寝る時間をずらして遅くしても同じです。脂肪をため込みやすい損な食べ方です。
よく噛んでゆっくり食べていますか?
よく噛むと脳が刺激されます。満腹中枢が刺激されて食べ過ぎを防ぐ効果があるほかに、唾液や消化液がしっかりと出ます。しっかりと口を動かして食べましょう。
苦しくなるくらいに満腹まで食べず、腹八分目にしていますか?
腹八分目は健康・長生きの秘訣の一番の基本です!
お腹を満たすだけでなく「おいしい」と感じて食べていますか?
食事は心も満たすものです。ストレスをたくさん感じる現代社会ですが、食事の時間は楽しくしあわせ♪な時間にしましょう。
「何を食べるか」・・・たとえば・・・
偏ったものばかり食べていませんか?
基本的なことですが・・・栄養バランスのとれた食事は健康な身体を作るもとです。
新鮮なものを食べていますか?
野菜や肉・魚などだけではなく、油も古くなりすぎずに新鮮なものを使いましょう。(酸化して成分が変わります。)
新鮮なものは栄養も豊富です。
せっかく新鮮な野菜を買ってきたのに冷蔵庫の中で傷んでしまった・・・(ToT)なんてことよくあると思いますが、自分のため野菜のためにもあたらしくておいしいうちに食べましょう。
食事は薬のように、飲んでから比較的早く効果が出るものではなく、自分に合ったよい食べ方を長く続けることで身体に良い効果があらわれます。
わたし自身、いつも自分に言い聞かせているのですが、「じぶんが食べているものは、じぶんの身体を作るもの」だということを忘れずにいましょう。
全部かんぺきにしなくては・・・(>_<)とかたく考える必要はないです。
「これやりたい!やってみよう!」とポジティブに思えたこと、「これならやってもよいかな?」と少しでも思えたことを、細く長く続けてみてください。
楽しくないことはつづきませんから。
そして、「良いことをやってるわたしって素敵!えらい!」って絶対に自分をほめてくださいね。
元気できれいな身体を食事面からも作りたいなぁ・・と思われている方は、ご自分で気づかない問題もありますので、ぜひ「栄養相談」もご利用ください。
ゆっくりお話して、ひとりひとりにあった「何を、どう食べるか」を見つけたいと思っています♪
2014-09-08 08:00:00
レメディのお話 イペカックIp.
カテゴリ : [金]ホメオパシースペース 「Clear Sky」
いつも「ホメオパシスペースClear skyブログ」をお読みいただきありがとうございます。
本日はエインズワースキットの中から イペカックIp.をご紹介します。
このレメディの原物質は 吐根(とこん)と呼ばれるアカネ科の低木です
催吐作用があるので、薬剤では「催吐剤」として、誤ってたばこなどの異物を飲み込んだ時、応急処置として使われてきました。最近はその毒性のためあまり使用されなくなっています。
Cephaelis ipecacuuanhaという学名は原住民の言葉で「吐き気を催す草」という意味の「ipecacuanha」が語源。
アメーバ赤痢にも効果があるとされ、古くから根を乾燥させたものを民間薬として使用されていたそうです。
レメディでも、原物質の質をよく反映しているのですが
吐いても改善しない吐き気や嘔吐、吐き気を伴う症状に良いと言われます。
例えば、ひどい生理痛で吐き気を伴うとき、つわり時の吐き気などに使用されています。
また発作的な咳、吐き気を伴う咳、窒息しそうな咳でのどが詰まる感じ。胸部に粘液がたまっているのに出すことができない場合にもよく使われています。特にひどい咳で吐き気を伴うとき良いレメディです
それに加えて
・舌がツルツルしてきれいな状態
・温かさで悪化、温かく湿気のある空気で悪化
・喉は渇かない
・吐き気の間、たくさんの唾液が出る
この様な特徴があるときより適応が合うと言われています。
吐き気はつらいものですね。
もし症状や特徴が合うとき、よくこのような状態になるという方、試してみて下さい。
2014-09-05 09:00:00
勇気を持つこと
カテゴリ : [木]助産師のつぶやき日記
今本屋に行くと「嫌われる勇気」という本がベストセラーになっています。
この本はアドラー心理学を分かりやすく物語形式に書かれている本なのですが、とても面白いので興味ある方はぜひ読んでみてください。
多くのヒーリングやカウンセリングの手法では、過去、いわゆる子供時代にこういうことがあってそれがきっかけで今の自分の問題や悩みや不安があるんですよ。だからそれに気づいて癒せばその問題はなくなりますという見方をします。
アドラー心理学では、今の問題は今の自分が作っている。たとえばその問題があることで、自分は安心するとか特別だとみてくれるとかいう思いがあってその問題を作っているという見方をします。
だからその安心するとか特別と見てほしいという気持ちに気づいてそれを手放すことをするのに、大きな勇気がいるのです。
今まで自分はその状態にとても慣れてきました。
でもその状態を変えたい。変える方が良いのは分かっている。でも手放すのは怖いですよね。
ここで勇気を持って一歩踏み出すと、実は大きな変化や喜びや楽しさ、気楽さなどたくさんのプレゼントが待っているのです。
初めの一歩はとても勇気がいりますが、一歩出るとあとは初めの一歩よりずっと楽に進みます。
ここで一つ、今まで自分が絶対無理だとか、出来ないとか、それはないやろっていうことを勇気を持ってやってみませんか。
ものすごい抵抗を感じるのが大きいほど、勇気を持てやってみたらなあーんだ、どうして今までやらなかったんだろう、もっと早くやっておけば良かったって思います。
自分がやれないことは、出来ないとも思わないものです。抵抗を感じたりすることは自分が出来ることであり、そして自分の本当の喜びにつながっているのかもしれませんね。
2014-09-04 09:46:10
アトピーや喘息 : 秋の養生
カテゴリ : [水]漢方・薬膳こばなし
いつも、こうしん堂スタッフブログ「漢方・薬膳こばなし」を
お読みいただきありがとうございます。
本日は、先週より予定しておりました。「アトピー・喘息」
について書かせて頂きます。
その前に先日、薬日本堂さんの「漢方入門セミナー」で
ご質問頂きました件について、ブログでお答えするお約束を
しておりましたので、まずはそこからいきたいと思います。
ご質問頂きましたのは、「わさび」と「からし」の薬膳的捕え方
でした。
まずは「わさび」ですが、胃腸の冷えの予防や食欲増進
殺菌などの効果が期待されています。
「解魚毒」とも書かれていますので、刺身やお寿司などに
使用されるのは、古くからの知恵ともいえます。
そして「からし」ですが、こちらも殺菌効果や食欲増進の
効果などがあるとされています。
セミナーにご参加頂きました皆様にご納得頂けるお答えに
なりましたでしょうか?お役に立てれば幸いです。
それでは、本題の「アトピー」について少しお話させて
頂きます。
「秋」は、五臓では「肺」になります。
肺は、外気にふれるところですので、呼吸器や皮膚と
考えるとよいと思います。
ですので、この季節は皮膚の症状に大きな影響を
与える可能性があると考えられております。
実際、秋は「アトピー」や「喘息」の症状に変化が多く
ご相談いただくケースも多いです。
ですので、もともと「アトピー」や「喘息」を患って
おられる方はとても注意が必要です。
そのためにも実は夏の養生が秋の健康にとても
大切ではあるのですが・・・・
とにかく、「アトピー」や「喘息」のかたは注意が必要
ということです。
そして、「秋」の「五悪」といって、注意が必要な自然の
邪気は、「燥」になりますので、これからの乾燥に十分
注意してください。
来週は、この肺と関係の深い「五臓」にふれながら
対策や、養生についてお話できればと思います。
少し短めですが、本日はここまでにさせて頂きます。
では、また来週水曜日に・・・・
2014-09-03 08:00:53
無財の七施
カテゴリ : [火]お坊さんの1分説法
おはようございます。
早いものでもう9月ですね。
今日は先週に引き続き、お彼岸のはなしを書きたいとおもいます。
先週、お彼岸とは、到彼岸(とうひがん)のことだとかきました。
到彼岸とは、さとりの世界に渡ること。
その到彼岸するための方法として、六波羅密(ろくはらみつ)を紹介しました。
六波羅密とは、
布施(ふせ)、持戒(じかい)、忍辱(にんにく)、
精進(しょうじん)、禅定(ぜんじょう)、智慧(ちえ)
の6つですが、
今日はその第一、布施について書きます。
布施というと、坊主が布施の話ばっかりしやがって、
と、お金を出すことだけだと勘違いされやすいのですが、
そうではなく、ボランティアなど、
人のために時間や労力を使うことも布施です。
今日は物や金品がなくてもできる布施が
「無財の七施(むざいのしちせ)」
としてお経に説かれているので紹介します。
一つ目が「眼施(げんせ)」
優しいまなざしで人を見ること。
二つ目が「和顔悦色施(わげんえつじきせ)」
優しく喜んだ顔で人に対すること。
三つ目が「言辞施(ごんじせ)」
思いやりの言葉を施すこと。
四つ目が「身施(しんせ)」
労力の提供をすること。重い荷物を持ってあげるなど。
五つ目が「心施(しんせ)」
細かな心づかいをすること。
六つ目が「床座施(しょうざせ)」
疲れている人に寝床や座席を施すこと。席を譲るなど。
七つ目が「房舎施(ぼうしゃせ)」
宿舎や雨宿りの場を提供すること。
これらは、「してあげる」のではなく喜んですることがポイントです。
今週もまた講義のようになってしまいました。
来週は、この「無財の七施」にまつわるお話を紹介しようとおもいます。
2014-09-02 09:00:00