いつも「管理栄養士の食事ノート」をお読みくださり、どうもありがとうございます。
本日は、前回書かせてもらいました「料理を簡単で楽しく」のお話です。
まず、食べることは生きるために必要なことでありますが、楽しみでもあります。
食事を作る過程も、苦しみよりも楽しみに変えられたら・・・と、色々と工夫をしてきました。
レシピを見ながら、凝った料理や新しい料理にチャレンジする。
料理が好きな人は本当に楽しみがいっぱいつまっていますよね。
料理する過程もさることながら、出来上がると美味しい料理が食べられるというご褒美も♪
私のお話ですが、私はレシピを見ながらの料理は苦手です。
手順や分量をよく間違います・・・。
そして、美味しくないものが出来上がったこともたくさんあります(;^_^A
(ですので、私の作ったレシピは本当にシンプルで簡単です。すぐに覚えられるものが多いです。)
私の場合、レシピをみないで出来る料理を増やしたことで、料理のしんどさからずいぶんと解放されました。
こちらのブログでも何度か紹介させていただいた、
料理研究、土井善晴先生の「一汁一菜でよいという提案」という本を参考に、
ごはんとみそ汁、そしてもう一品、が基本スタイルとなりました。
お味噌汁は失敗があまりないです。
季節の野菜やきのこ、豆腐など大豆製品、乾物、魚、貝、肉、卵など何でも入れます。
そこで一つこだわっているのは素材です。
旬の新鮮な食材と本物のお味噌、そしてだしです。
素材を生かす、というのは和食の本質だと書かれています。
(素材を重ねて別の味を作るというのはそもそも和食の考え方ではないそうです。)
生産者の方がが手をかけて育ててくださったたものは、簡単な調理だけで美味しく食べられます。
同じ料理でも、季節のうつろいで自然と変化があらわれます。
無形文化財である「和食」。
現代、家庭での和食は実質的に失われているといわれていますが、一汁一菜というスタイルは持続可能な「和食のかたち」であると書かれています。
SNSや情報番組などを見ると、凝ったもの=愛情のように思え、振り回されてしまいますが、決してそうではないのです。
目的は元気な毎日を送るため、健康を作るベースとなること。
そしてほっとするおいしさがあること。
「良く食べることは良く生きること」
継続して安定的に良い食事をするためにはどうするべきか・・・
心身ともに自分と家族の健康を守るために、
自分オリジナルの心地いいかたちをつくりましょう!
今回は一汁一菜の紹介でしたが、また次回は全く違う角度から「簡単に楽しく」を考えたいと思います!
今回紹介させていただいた「一汁一菜でよいという提案」の最初の一文は、、、
この本は、お料理を作るのがたいへんと感じている人に読んで欲しいのです。
と書かれています。本当におススメの一冊です!