平成 最後の晩餐
カテゴリ : [月]管理栄養士の食事ノート
いつも「管理栄養士の食事ノート」をお読みくださり、どうもありがとうございます。
元号が「令和」となり、初めての更新です。
平成最後の日の夜、「平成 最後の晩餐」と言うタイトルのテレビ番組を見ました。
皆様は何を召し上がりましたか?
我が家はいつもどおりのおうちごはんでした。
さて、その番組の話に戻りますが、印象的だった話を一つこちらで紹介させてもらいます。
子どもの食卓のお話。
とある小学校で、児童に「食卓の絵」を書いてもらいました。
すると、絵の人物(家族・一緒に食事をしている人)に表情が無く、記号のような絵を描く子がたくさんいました。
顔の部分に母・父・兄などと文字を書いて、表情が無いのです。
子どもの心理の専門家によると、これは会話が思い出せないのでは?とのこと。
コミュニケーションが希薄になって、心が寂しく感じているのではないかと言われていました。
また別に、子どもの「孤食」はもう何年も前から問題視されていました。
時代はどんどん変化していきます。
夫婦共働き世帯が専業主婦(夫)世帯より多くなりました。
子どもも塾や習い事が増えました。
時代とともに家族の形は変化していき多様化しています。
大人も子どもも、みんな忙しいです。
それに加えて、現代は「食についての優先順位」が低い現状があると言われます。
食よりも他のことのほうが大切だと感じている、ということです。
では、この食卓の問題、どのようにしたらよいのでしょうか?
番組では、「画一的な答えはない。各家族で探しあうこと。」とお話していました。
私もそう思います。
孤食を避け、いつもみんなそろって楽しい会話の食卓をめざしましょう、と一つのまるで正しいような答えを提示するのでは無く、それぞれの家庭で最適な答えを探すこと、考えていくことが大切だと思います。
もし、孤食やコミュニケーション不足の食卓を否定してしまうなら、その状況にある子どもは自分の食卓を恥ずかしく感じるかもしれません。
そうであってはならないと思います。
私の子どもの時の話です。
実家が商売をしており、家族は皆忙しく、みんな一緒に落ち着いて食事することは難しかったです。
ですが、寝る前にこたつでミカンやアイスを一緒に食べて会話していた記憶があります。
週一回でも、私の子ども時代のようにおやつ・夜食の時間でも、お休みの日の外食でも、、、何かどこかに豊かな気持ちになれる時間があるのではないかと思います。
みんなちがってみんないいと思います。
新しい時代、それぞれの家族の形で心が豊かになる楽しい食卓を囲めることを願います。
2019-05-13 07:00:00
ついに「令和」スタート
カテゴリ : [水]漢方・薬膳こばなし
いつも、こうしん堂ブログ「漢方・薬膳こばなし」を
お読みいただきありがとうございます。
「令和」の時代がスタートしましたが、「平成」時代同様
こうしん堂を、よろしくお願い申し上げます。
さて、先日のブログで、「立夏」についてお話させて
頂きましたが、まさに暑さを感じる日が増えてきたように
思います。
まだ少し先になりますが、暑さが増してきますと
「睡眠のトラブル」「胃腸障害」「そして皮膚トラブル」
などが増えるように思います。
熱くて寝苦しく感じた経験はあると思います。
体や心に熱がたまることが原因の一つと考えられます。
ということは、熱をたまらないようにしたり、たまった
熱を外に出していくとよいと思います。
こんな時、旬の食べ物が役に立つと思います。
東洋医学では、苦みは、熱をさましてくれます。
また、旬の野菜なども食性が、「涼」や「寒」の
ものがたくさんあります。
苦瓜「ゴーヤ」は、その苦みから熱をさます力があると
考えられていますし、「トマト」や「ウリ系」の野菜は
寒や涼に分類されています。
さらに、ウリ系のものは「利水」のちからもあると
言われています。
水分代謝をよくし、時に水分を体から出して、
熱もすてることが出来ます。
男性の方は、特に尿をだして「身震い」
なんて経験したことがあるのではないでしょうか?
同様に、「大便」も熱をもっていってくれるので
余分な熱を捨てる時には有効です。
その証拠に、下剤として使われることもある「大黄」の
薬性は「寒」なのです。
皆様も、旬のものや日々の食べ物の「食性」について
考えてみてください。
ということで、今回はここまで
また、水曜日に・・・・
2019-05-08 09:00:00
もうすぐ「立夏」・・・・もう「立夏」
カテゴリ : [水]漢方・薬膳こばなし
いつも、こうしん堂ブログ「漢方・薬膳こばなし」を
お読み頂きありがとうございます。
ずいぶんご無沙汰の更新となってしまいました。
3月に、祖母が享年100歳で永眠し、その後の様々な
ことがらで、更新が後回しになってしまいました。
先日、満中陰の法要も無事させて頂き一息つくことが出来ました。
そして、やっとブログを書くことができました。
5月以降、気持ちをあらたに引き続きブログを
かかせていただきたいと思います。
これからも、こうしん堂ブログ「漢方・薬膳こばなし」
よろしくお願い申し上げます。
ということで、今回は「立夏」についてです。
暦の上では、もうそこまで夏が来ています。
その準備が必要となりますし、そのためには「春」の
過ごし方が大切だと言われています。
とくに、いまはこの季節の「土用」でもありますので、
胃腸「脾」の上部でない方は、注意しておいてください。
ちなみに今年の「立夏」は、5月6日です。
ということで、本日はここまで
また、水曜日に・・・・
2019-04-24 09:00:00
木こりと旅人
カテゴリ : [火]お坊さんの1分説法
おはようございます。
いつもブログ「お坊さんの1分説法」をお読みいただき
ありがとうございます。
今日は、イソップ童話から、こんな話を紹介します。
「木こりと旅人」という話です。
・・・・・・・・・・
ある日、旅人は山の中を歩いていました。
道中の山の中で、
一生懸命に木を伐っている「木こり」を見かけました。
そして夕方、同じ道を戻っていると、
朝見かけたのと同じ場所で、
汗をかきながら一生懸命、木を伐り続けている木こりがいました。
作業はあまり進んでいないようでした。
旅人がよく見ると、
木こりが使っている斧の刃は、ボロボロになっていました。
そこで、旅人は、
「木こりさん、がんばっていますね。
でもそれではあんまり作業が進んでないようだから、
いったん手を止めて、斧の刃を研いだらどうですか?」
と言いました。
すると、木こりはこう言います。
「なにを言ってるんだい、旅人さん。
刃を研ぐ時間なんてないんだよ、
木を伐るのに忙しくてね。」
・・・・・・・・・・
日々、忙しさで忙殺されていると、
気づけばこの木こりのようになっているかもしれません。
一度忙しさから離れて、
意識的に「刃を研ぐ」時間を作ることが大事だと思います。
疲れているなら、まずは休息をとることです。
そして、文化や、芸術、または自然に触れること。
さらには、みなさんが仏教の教えを聞いたり学んだりすることも
その一つになればいいなと思っています。
2019-04-23 07:50:52
現代の栄養失調問題
カテゴリ : [月]管理栄養士の食事ノート
いつも「管理栄養士の食事ノート」をお読みくださり、どうもありがとうございます。
今日は現代における栄養失調について、少し書きたいと思います。
少し前ですがテレビでも「栄養失調」について放送されていました。
「エンプティカロリー」って聞かれたことありますか?
時々、カロリー(エネルギー)が無い(少ない)ので太らない食べ物、と勘違いされていることもあります。
だたしくはカロリー(エネルギー)量は多いが身体に必要な栄養素があまり含まれていないことを意味します。
(上記は一般的な意味で、栄養学などではまた少し違った意味を持ちます。)
代表選手はアルコールです。
アルコールのエネルギーは分解されやすく、太りにくいから飲んでも大丈夫!という話も以前はあったようですが、もちろん摂りすぎると消費しきれず余分なエネルギーがたまりますし、おつまみも食べるので間違いなくエネルギーをしっかりと摂っていることになります。
ジャンクフードや精製された砂糖をたくさん使った食品も同じ仲間になります。
もうお気づきかと思いますが、現代の栄養失調とは、カロリー(エネルギー)量のことではなく、その他の身体に必要な栄養素不足のことになります。
(身体に必要な栄養とは・・・炭水化物・たんぱく質・脂質もそうですが、ここではビタミンやミネラルの不足が深刻と考えます。)
話は変わりますが、
昔と比べて今の野菜は栄養の量が違う・・・ってよく言われていますよね。
今の時代は昔よりも農薬や化学肥料を使って野菜を作るので、植物本来の生理機能が十分生かされずに育ち、野菜の栄養価が下がるそうです。
(有機野菜をあつかわれている生協の有機農業・微生物の専門の方が書かれた記事を参考にさせてもらいました。)
そして、食品の加工度が上がり添加物が多くなっていくとミネラルは一層少なくなります。
かといって、毎日の食事を作るときに使う野菜を無農薬や有機ばかりにするのは色々な意味で難しいし、加工食品も避けては通れないかと思います。
そしてその一方ではサプリメント市場は拡大しているそうです。
少し前までは食べるものをしっかり考えていればそんなもの必要ない!と一蹴されていたこともありますが、現代の食事情を考えると、それも選択肢の一つになるのではないかと思います。
(サプリメントや健康食品の中には粗悪なものも出回っていると聞きますので、信頼できるものを取り入れることが大切かとは思いますが。)
今の時代はエネルギーの摂りすぎ問題がクローズアップされ、食べる量やカロリー(エネルギー)を控えることをメインとした特集を多く目にします。
ですが、食べるものの質(栄養)やバランスを考えることを忘れては「栄養失調」におちいるので注意が必要です。
長くなりましたが、最後にもう一つ。
オーストラリアの牧場での話。
母親牛が子牛の世話をしないで死なせることが他発した時に、地元のカウボーイが「マンガン欠乏だ」と教えてくれて、岩塩を与えるとそれがピタっと止まったそうです。
マンガンは生殖機能の維持に関係があり、「愛情のミネラル」とも言われます。
現代の栄養失調、深刻化させてはいけないと思いました。
2019-04-22 08:00:00