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一汁一菜、食材の選び方

カテゴリ : [月]管理栄養士の食事ノート
いつも「管理栄養士の食事ノート」をお読みくださり、
どうもありがとうございます。


前回こちらのブログで、くりかえしを楽しむ「簡単な手作りごはん」のすすめを書かせていただきました。


本日は前回に関連して、シンプルな一汁一菜の献立の食材の選び方について書きたいと思います。


一汁一菜の献立はシンプルでとてもハードルが低いので続けやすいです。
(お味噌汁とおかず一品。おかずは簡単な焼き魚・煮魚や肉料理、野菜、漬物など一品・・・家族の喜ぶカタチで。)

少しだけ意識して使う食材を選ぶと栄養的にも味的にもぐんとアップして、毎日のごはんがより楽しく充実します。


まずは主食のお米のお話から。

現代は白米を食べる方が多いと思います。

ですが、古代から江戸時代まで、日本人は玄米を食べて生きてきました。

白米を食べるようになった江戸時代の江戸で「江戸わずらい」と言われた脚気が流行した、というのは有名なお話ですが、

白米と玄米を比較すると、玄米のほうが、
脚気の原因であるビタミンB1だけだはなく、その他ビタミン、カリウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、マンガン・・・微量元素(ミネラル)の含まれている量がとても多いです。

いわゆる粗食であったであろう「一汁一菜」が基本だった日本の食文化には、玄米がすごく大切な働きをしていました。

そして、このことからも、
お米を玄米で食べない生活では、ミネラルやビタミンを意識的にとっていくことが大切だということがわかります。

(簡単におさらいですが、ビタミンやミネラルは体の働きや調子を整えるために大切なものです。)


もちろん、玄米食に抵抗のない方は主食を玄米に変えるのもよし、
私のようにハードルを下げて分つき米にするのもよし、ですが、、、

家族の許可がおりない方もいらっしゃると思います。

そういった場合は、
おかずに使う食材に出来るだけ旬の食材を選ぶとビタミンやミネラルなどの栄養価は高くなります。

地物は採れてからの期間が短いので栄養の損失も少ないですし、みずみずしく美味しいですよね。
地産地消も少し意識するとよいかと思います。

(薬膳では「身土不二(しんどふじ)」が大切と言われます。)

旬の野菜や果物、魚などは季節のめぐりや生命力が感じられるので、心にも美味しいです。

ごてごてと調理しなくてもシンプルな調理法・食べ方で十分美味しいので助かります。

ぬか漬けを食卓に添えて、白米で失われたビタミンやミネラルを助けてもらうのもよいそうです。

難しいレシピや沢山の食材を使わなくても、少し食材選びにこだわってみるだけで、身体がホッとして喜ぶごはんになると思います。

そしてもう一つお話ししたいのが、調味料のお話です。
長くなりましたので、こちらは次回に・・・。

次回は本物の調味料や漬物を選ぶことの大切さと添加物のお話を書かせてもらいたいと思います。

よろしければ引き続きお付き合いください!





2018-10-09 00:25:40

電気がないと・・・

カテゴリ : [火]お坊さんの1分説法
おはようございます。
 
いつもブログ「お坊さんの1分説法」を
お読みいただき、ありがとうございます。
 
先日の台風21号による被害は大丈夫だったでしょうか。
私のお寺でも停電が3日間続きました。
 
いつも当たり前のように使っている電気がないと
こんなにも生活しづらいのか。
身にしみて感じさせられました。
 
それと同じように、
私たちは普段は意識しなくても
まわりの人のおかげで生かされています。
 
電気がないと生活が苦しいように
まわりの方の支えがないと、おそらく電気がないこと以上に
生きていけないでしょう。
 
まわりの方々に感謝を伝えることは大事ですが、
今日はその方法として、よくお話させていただきますが
「無財の七施(むざいのしちせ)」
を再度、紹介させていただきます。
 
1.眼施(げんせ)
やさしい眼差しで人を見ること
 
2.和顔悦色施(わげんえつじきせ)
和やかで柔らかい顔で人に接すること
 
3.言辞施(ごんじせ)
人にやさしい言葉をかけること
 
4.身施(しんせ)
自分の身体でできることを奉仕すること
重い荷物を持ってあげる、など
 
5.心施(しんせ)
相手の気持ちになって心をくばること
一緒になって喜ぶまたは悲しむこと
 
6.床座施(しょうざせ)
席や場所を譲ること
座ってもらうこと
 
7.房舎施(ぼうじゃせ)
自分の家を提供すること
休息の場を提供すること
 
これらを自ら「喜んでさせていただく」ことができれば、
(停電が解消した時のような)
あかるい気持ちで過ごす毎日に
近づけるのではないでしょうか。
2018-09-25 08:00:00

くりかえすこと たのしむこと

カテゴリ : [月]管理栄養士の食事ノート
いつも「管理栄養士の食事ノート」をお読みくださり、
どうもありがとうございます。

いつもは月曜日の朝更新しておりますが、
本日は夜遅くになってしまい申し訳ございません。

さて、先週金曜日更新の「ホメオパシースペースClear Sky」でのお話ですが、
手作りの食事の大切さを改めて見直すとても良いお話だと思いました。

現代は本当に忙しい方が多いと思います。
いろいろな事情で食事づくりにかける時間が取れず、
外食、中食(買って持ち帰り食べること)に頼ることも多いですよね。

手作りが良いのはわかっていても、
現実は難しいことも多々ありますよね。

そんな背景の中で、
食にまつわる専門家の人たちも手作りを推奨しきれない現実もあります。

私自身もそうでした。
手作りを推奨すると、
毎日食事作りを頑張っている主婦(夫)やお母さんたちを追い詰めてしまわないか?と。

ですが、やはり逃げずに勇気を出して発信するべきことだと、
私自身も管理栄養士として確信する機会となりました。

私も毎日三度の食事を作っていて、深く考えたり沢山の思いがあります。

私自身は、
以前にもこちらのブログで書かせていただきました
「一汁一菜」を実行しています。

テレビのバラエティー番組のレシピコーナーで出てくるような
時短だけど「美味しい!!」「すごい!!」ステキ料理は一切しません。

ただただ毎日、ごはん(分つき米)を炊いて、

季節の野菜や豆腐、海藻を使ったお味噌汁をつくり、

旬の魚を焼いたり、煮たり、
(簡単な煮物・炒め物をしたり。)

豚汁や魚の味噌汁にした時は、
旬の野菜を炒めたり茹でただけの一品の時も。

あとは、ぬか床にお任せしただけのぬか漬けを切ったりもします。

基本平日は、ほぼそれの繰り返しです。
(1日30品目とかは完全無視です。)


とても簡単でシンプルな食事なので、
自慢ではありませんが、
私の手作りはハードルがすごく低いです(笑)。

もちろん完璧に手作りばかりではありません。
息子が小さいので外食は比較的少ないですが、
忙しいときは中食もします。
ですが、ごはんとお味噌汁は家のものでおかずのみ購入します。
味噌汁が無いときはごはんだけでも家のものを食べます。

余談ですが、
以前仕事でご一緒した健康運動指導士さんのおうちでは、
平日は毎日ほぼお鍋だそうです。
それも楽しそうでいいですね。


同じようなことを繰り返すと、慣れます。
慣れると気持ちや行動が迷いません。
迷わないと疲れません。

どんな小さくちっぽけと思えることでも、
くりかえすこと。
そして達成感と満足感を満喫して、楽しむこと。
これが私の手作りを続けるコツになっています。

はやりのインスタ映えは全くしませんが、
自分の心の中で毎日イイネ!と何回も言ってます。

手作りのハードルがしんどいと思われる方、
こっそり(?)簡単手作りはじめませんか?

私で恐縮ではございますが、イイネ!とたくさん言わせてもらいます!

またこちらのブログで、
簡単手作り一汁一菜料理のメリット(食の安全面などからも)、
食品・食材の選び方やちょっとしたポイントなども紹介したいと思っています。

また、よろしければお付き合いください。
2018-09-25 01:53:48

日々の食事を考える

カテゴリ : [金]ホメオパシースペース 「Clear Sky」
いつもこうしん堂ブログ ホメオパシースペースClear Skyを
お読み頂きありがとうございます。

先週の連休に勉強会に参加してきました

講義のひとつにミネラル不足とその影響についてのお話がありました。

コンビニでおにぎりや弁当など
見た目や味が良くても、ミネラルや栄養成分が通常よりかなり減ってしまっている現状を
紹介して下さいました

忙しくて、できあいのものを買ってすましたり
外食したりすることもあると思います

ちゃんと作らないとと思いながらも
身体がついていかないという状況の方もいると思います。

私たちも仕事をもっているので
忙しいことを理由にカンタンに済ませていることも多いです。

でも、この現状を知ると・・・
どうなんだろうと改めて考えざるおえません。

お弁当や外食では
材料を水煮したり、下処理したりしたものを使って
作っていることがほとんどなのだそうです
そのため、処理の時点でミネラルや栄養分がどんどん減っているのが現状とのこと。

通常の料理をしている食事に比べたら
ミネラル成分はかなり低くなってしまっているため
身体の働きに必要な量を摂れていないとのことです。

野菜の旬によって、含まれる栄養素が変わってくるのに
現在は旬に関係なく、ハウス栽培などで出回る時代です。
そのためビタミンなどの栄養素も摂取が減っていると言われています。

ミネラルやビタミンは、体の働きに大切な酵素がちゃんと働くために必要な補助をしています。
これが不足すると酵素がうまく働けなくなってしまい、いろんなところに影響がでます。

食事を一気に変えることは難しいですが
ミネラル補給の点で言えば、まずはダシだそうです。

一番良いのはダシをカツオや煮干し、昆布からとることですが
手軽に考えれば、カツオや煮干し、昆布を粉末にしてダシの粉を
手作りしてみるところから始めてみては・・・という提案もありました。

それをスープはもちろん、料理にかけて食べると良いそうです。
ミネラルを補給することで、気持ちの安定にもつながるようです。
また味覚の調整にもつながっていくとのことです

日々の食事は、ただ繰り返されているものと深く考えないことも多いですが
少し気を使っていくことが今後の身体と心の元気につながっていくのだろうと思います。

コンビニで買っていたおにぎりを炊飯して、手作りのふりかけをかける
まずはそこからやってみようと思います。

2018-09-21 16:53:00

また、会える

カテゴリ : [火]お坊さんの1分説法
おはようございます。
 
いつもブログ「お坊さんの1分説法」を
お読みいただき、ありがとうございます。
 
今日は、少し難しい話になってしまうのですが、
「指方立相(しほうりっそう)」という言葉を
ご紹介しようと思います。
 
 
「指方立相」とは、
本当の悟りの世界は、無方無相ですが、
われわれ凡人には、それを理解して
具体的にイメージすることが難しいので、
 
仏教を開かれた釈尊(おしゃかさま)は、
方角(西方に極楽浄土がある)を指し示し、
浄土の相(きらびやかで素晴らしい世界)を立てて
われわれに示してくださったという意味の言葉です。
 
 
この「指方立相」と類似して、
誤解を恐れずに書けば、
死んだらどうなるかは誰にもわかりません。
だからこそ(わからないならば)、
最もいい世界(極楽浄土)を想像する
というのが一つの生き方であると思います。
 
 
北海道大学の実験で、
死後の世界があると考える人は、
ないと考える人よりも、
幸福度が高いということがわかったそうです。
 
もし、科学的なことしか信じないという人でも、
このデータは参考になるのではないでしょうか。
極端な書き方ですが、
どっちにしても、死んでみないとわからないのなら、
死後の世界は、すばらしい世界として存在する
と考えるのが、一番いいような気がします。
 
 
最後に、『阿弥陀経』というお経に登場する
「倶会一処(くえいっしょ)」という言葉を紹介します。
 
お経の中にも、
(亡くなった、あなたにとっての大事な人とは)
「一つの処(お浄土)で倶に(共に)会える」んですよ、
ということが説かれています。
 
少なくとも私は、そのように考え
毎日を過ごしています。

ご参考になれば幸いです。

2018-09-11 10:08:49

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