いつも「管理栄養士の食事ノート」をお読みくださり、どうもありがとうございます。
我が家から車で10分ほどのところにある大きな公園には小さな森があります。
そこの管理センター内は暖炉があります。
以前、職員さんのご厚意で、息子に薪を入れさせてくれたことがあります。
そこからすっかり「火」に興味を持った様子の息子。
私の実家のお仏壇のろうそくの火にも興味深々です。
義父の話では最近オール電化のおうちも増えたし、本物の火を見る機会がなく育つ子もいるとか・・・
私が小さい頃はまだお風呂を薪で沸かしていたので、薪が燃える様子をずーっと見てましたっけ。
ゆらゆら不定期に揺れて温かい火が魅力的なのは私も経験しており、十分共感できます。
そこで、近くのバーベキュー場で許可をもらい、親子三人でたき火をしました。
夫の実家近くの公園で、落ちている木の枝をたくさんいただいて、それを燃料にしました。
落ちている松ぼっくりを火ばさみでおそるおそる入れる息子。
本物の火はとても熱くて、小さい子には危ないこと怖いこと、十分伝わった様子です。
「松ぼっくり、焼けると白くなるね・・・。」
大人には灰になることは当たり前にわかっていたのですが、子どもには初めて見る出来事で、すこししんみりした顔でお話ししていました。
息子の心が動いたこと、私にも伝わってきました。
とても寒い日でしたが、たき火はとても温かく、何もしないでもほっこりとした贅沢な時間をもらいました。
大したことはできませんが、
日ごろから、子どもに日常の小さな「ほんもの」を経験させたいと思っています。
寒い日に焚火が温かかったこと、
火が熱くてこわかったこと、
松ぼっくりがこなごなになってしまったこと、
木の枝の焼ける音と匂い。
息子の五感で感じたことが、いつか温かい記憶となってくれたら、、、と思います。
そして、食いしん坊の母と息子は、次回のたき火では焼き芋を焼こう!と次回に期待を寄せています。