いつも「管理栄養士の食事ノート」をお読みくださりありがとうございます。
先日、発達障がいについて話し合う座談会に参加してきました。
発達障がいのお子さんを現在3人育てられている方が、主にお話をして会をすすめてくださいました。
そこでお話ししてくださった中に、食事の話もありましたので、こちらで紹介させてもらいます。
一番上の子どもさんは3歳くらいから偏食がすごかったそうです。
「元気だしそれでOK!」と無理せず受け入れてきたのですが、ある時、有機にんじんとりんごを使ったジュースを与えて、子どもさんも喜んで飲むようになりました。(砂糖は無添加です。)
毎朝一杯ずつ飲んだそうです。
すると少しずつですが、他の野菜も食べるようになり(主に有機や無・省農薬)、高校生になった今ではお弁当は野菜たっぷり入れて~!って言っているそうです。
そして、有機野菜をよく食べるようになってからは、問題行動の数が明らかに少なくなっていったと言われていました。
今では農薬の味を見分けられるそうです!?
味覚がとても敏感だから偏食が多かったのかもしれませんね。
そして、野菜はお守りのようになっているそうです。
「しっかり食べているから大丈夫!」と。
(あくまでもうちだけですからね~、と言って教えてくださいました。)
自分の力になってくれる、と、信用して食べるというのも大切なことですね。
有機野菜は微生物がしっかりと働いてくれるので、野菜にミネラルがたくさん含まれていると言われます。
そして最近海外では一部の農薬(脳や発達障がいなどに影響があると疑われている)を排泄する働きがあると研究されているようなので、後付けかもしれませんが理にかなっているのかもしれません。
食事だけではありませんが、
育児書などのマニュアルで書かれていることはあまり当てはまらなかったので、実際に子どもをしっかり見て、何事もトライ&エラーでやってきたそうです。
そして子どもの個性をしっかりと把握し可能性をうんと信じて進んでこられたそうです。
情報はたくさんありますが、
選んで、実行して、結果を考察して、、フィードバックの繰り返しで自分たちに合ったものを見つけていけるんだと思いました。
私もそうなんですが、「ついついネガティブな言葉で子どもを叱ってしまう・・・」という悩みのお母さんもたくさんいらっしゃいました。
そこでは、「気づいたときにフォローすれば大丈夫!」と。
イライラして無駄に叱ったときは、素直に子どもに謝って、そこからまた、
子どもに自信を持てる言葉をたくさんかけてあけましょう!と言われていました。
私たちは何度でもやり直せる。
あきらめず、とらわれず、何度でも、いい一日へと変えることが出来る。
そんなことを教えていただきました。
発達障がいや育児のことだけではなく、しなやかに自分らしく生きるため、何事にもあてはまる考え方だと思いました。